元SBイ・デホが会長の韓国プロ野球選手協会の“沈黙”に指摘の声「なぜ声を上げない?」

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韓国プロ野球では最近、ハンファ・イーグルスの投手パク・サンウォン(25)の特徴的な発声が話題を集めている。

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パク・サンウォンは以前から投球時に特徴のある発声をしていた。それは彼のルーティンであり、昨日今日の話ではなかった。

彼以外にも多くの投手がさまざまな発声をしている。元メジャーリーガーのパク・チャンホ(36)も、メジャーの舞台で声を出しながら投球をしていた。

だが、今回のダッグアウト・トラッシュ・トークの当事者は選手だ。

KTウィズの投手ウィリアム・クエバス(29)は、5月21日のハンファ戦でパク・サンウォンがブルペンで投球している際、ダッグアウトで指を口に当てて“静かに”というジェスチャーを取った。他にも彼の発声をまねるような行動をした。

この一件について、韓国プロ野球選手協会のレベルで立場をまとめられる余地があったはずだ。選手自らが基準を設け、提示することだってできたことだろう。

しかし、選手協会側からは特にこれといった声明も出ていない。

“沈黙”が続く選手協会

今年の韓国プロ野球はスタートから困難が多かった。現在は無観客で試合が行われているが、新型コロナウイルス感染症の拡大がまだ終息していないことからギリギリの状況も何度もあった。

そんな状況でも、選手協会は反応を示さなかった。良く言えば慎重と言えるが、悪く言えば無関心だ。

試合数削減時の選手の処遇問題にはじまり、フリーエージェント(FA)の日数調整問題、新型コロナ防疫及び安全への対処など、さまざまな案件があった。リーグを代表する選手を中心に“新型コロナ募金”を行ったり、キャンペーン活動を開いたりすることも可能だった。

それでも選手協会に動きはなかった。寄付も3000万ウォン(日本円=約300万円)で止まっている。

選手協会とはプロ野球選手の利益を代弁するために設立された団体だ。

一方で社会的責務を先導する責任もある。これは今の選手協会の活動において不十分な点だ。

そして、開幕直後にはハンファのキャプテンであるイ・ヨンギュ(34)が、審判のストライク判定について選手を代表して所信発言をした。ストライクゾーンの判定は審判の固有権限であるため遠回しの表現となったが、伝えたい内容は確かだった。

審判の判定については最近も議題に上げられている状況だが、選手協会は依然として選手の立場を代弁できずにいる。

選手協会は昨年末、キム・テヒョン事務総長を新たに選出した。

選手協会会長のイ・デホ

選手協会会長で元ソフトバンクのイ・デホは、「マーケティング部分で華麗な経歴を持っているだけに、プロ野球ファンとのコミュニケーションを通じてファンに親しみのある選手協会へと生まれ変わることを期待する」と述べていた。

だが、新型コロナの状況とはいえ、韓国の野球ファンが感じている満足度は低い。

選手協会は労働組合ではないため、労働三権が認められない。持っている意志を現実で貫徹させるには制約が存在する。にもかかわらず、選手協会が自らの存在価値を証明する事案は続いてきた。

今シーズン未だ沈黙が続く韓国プロ野球選手協会だが、今後何かしらのアクションが欲しいところだ。

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