サッカー日本代表がE-1選手権2連勝を収め、韓国と東アジアNo.1をかけた一戦に臨む。
日本は7月12日、龍仁(ヨンイン)ミルスタジアムで行われたE-1選手権の第2戦で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。
森保一監督はこの日、香港との初戦から先発11人を全員変更。ゲームキャプテンを務めたDF長友佑都(FC東京)は、2022年12月5日のカタールW杯決勝トーナメント1回戦vsクロアチア代表戦以来、約2年7カ月ぶりの代表戦出場となった。
試合は前半11分に日本が先制。MF田中聡(湘南ベルマーレ)が鋭い縦パスを送ると、ペナルティエリア手前で受けたFW細谷真大(柏レイソル)がワントラップから体をひねらせながら右足を振り抜く。強烈な弾道のシュートはファーサイドに鋭く突き刺さり、幸先良くリードを奪った。
ただ、直後の16分には中国に決定機。日本のDFライン裏にこぼれたボールを拾ったFWジャン・ユイニンが1対1を迎えたが、GK早川友基(鹿島アントラーズ)が間一髪でセーブし失点を防ぐ。以降、日本は幾度か決定機を迎えながらも決めきれず、1点差のまま前半を折り返した。
ハーフタイムにFW原大智(京都サンガF.C)を下げてFWジャーメイン良(サンフレッチェ広島)、田中聡を下げてMF稲垣祥(名古屋グランパス)を投入した日本。後半も主導権を握る展開は変わらず、18分にDF望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)がペナルティエリア手前右から左足シュートを決めて追加点を挙げる。
以降は得点こそ生まれなかったものの、終始ゲームを支配した日本の2-0勝利で試合終了。日本はこれで大会2連勝を飾り、同じく2連勝の韓国を得失点差で上回り首位を維持した。なお、この試合の観客数は1661人だった。
日本は次戦、来る15日に韓国と対戦。引き分け以上で2大会連続3度目の優勝が決まる。
(取材・文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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