ソン・フンミンが“バイエルン移籍説”に言及。CLデビューした19歳チョン・ウヨンは「静かに見守ってあげて」

大きな注目を浴びたソン・フンミンは、“うまくやらなければならない”というプレッシャーに苦しんだ。当時は、その重圧を乗り越える経験やノウハウが足りなかった。父が代表チームへの選出を自制してほしいというニュアンスの発言をし、協会と対立するなど、予期せぬ後遺症にも悩まされた。

そんな落ち着かない状況でシーズン後半は1ゴールも決められず、ソン・フンミンはデビューシーズンを終えた。翌年も“調子の浮き沈み論争”に苦しめられ、コンディションが安定しなかった。

その後、ソン・フンミンはオフシーズンの猛練習を土台にして、初心に帰った。1軍で経験を蓄積し、自ら勝ち抜く力を身に付けた。2012-2013シーズンには、自身初のリーグ2桁得点に成功した。その後、レバークーゼンを経てトッテナムに移籍。現在の地位を築いた。

ソン・フンミンは、チョン・ウヨンが自分のように大きな関心を受け、今の流れが断ち切られてしまうのではないかと心配した。実際、一部ではチョン・ウヨンをA代表に選出して実験しようという声も聞こえる。

取材に応じたソン・フンミン

ソン・フンミンは、「僕も若くしてドイツ・ブンデスリーガにデビューしたが、周りの雰囲気に興奮しすぎたら、後で失望も大きくなる」と語った。チョン・ウヨンに対するメディアとファンの関心と応援を支持しながらも、一つひとつのプレーに一喜一憂するより未来志向的に見守ってほしいということだ。

面白いのは、バイエルン・ミュンヘンが“ソン・フンミン移籍説”の中心にあるチームということだ。ソン・フンミンは、「バイエルン・ミュンヘンで(チョン・ウヨンと一緒に)プレーするのを想像してもいいか」という取材陣の冗談交じりの質問に対し、少し微笑んで「それはよくわからない。トッテナムもそうだし、僕もトッテナムが好きだ」と一線を引いた。

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