本日(3月5日)行われるAFCチャンピオンズリーグ2の準々決勝第1戦。サンフレッチェ広島はホームの広島サッカースタジアムにシンガポールのライオン・シティ・セーラーズを迎え撃つ。
ベスト16で対戦したナムディンに続き、今回のライオン・シティとも初の顔合わせとなる広島。ベスト16でタイのムアントン・ユナイテッドを2戦合計7-2で下したライオン・シティのキーマンは誰なのか、広島が警戒すべき“刺客”を紹介しよう。
ドイツ出身のストライカーで、2009年のU17EUROではマリオ・ゲッツェ(フランクフルト)やマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)とともに優勝を経験し、自身も得点王に輝いた。ヴェルダー・ブレーメンを皮切りにザンクトパウリやVVVフェンロー、ズヴォレ、スパルタ・ロッテルダムなど欧州の各クラブを渡り歩き、昨年5月よりライオン・シティでプレーする。ザンクトパウリで宮市亮(横浜FM)、ズヴォレで中山雄太(町田)やファンウェルメスケルケン際(川崎F)とチームメイトだった。
ベルギー代表招集歴を持つ右ウィンガー。ベルギーリーグ通算195試合48ゴール39アシストの記録を持ち、2022年よりライオン・シティでプレー。昨季(2023年シーズン)はシンガポール国内で通算29試合25ゴール29アシストと大活躍し、リーグ年間MVP、年間ベストイレブン、得点王、アシスト王を受賞した。2024-2025シーズンもリーグ戦21試合11ゴール20アシストと圧倒的存在感を放つ。
オランダ代表で国際Aマッチ通算3試合に出場したアタッカー。ユトレヒトやPSVアイントホーフェンとオランダ国内で長年プレーし、エールディヴィジ通算192試合31ゴール18アシストを記録。PSV時代に2017-2018シーズンのリーグ優勝を経験した。昨年2月より在籍するライオン・シティでは背番号10番を背負う。なお、ユトレヒト時代に前田直輝(浦和)とチームメイトだった。
ライオン・シティの正守護神。シンガポール代表で国際Aマッチ通算61試合出場の記録を持ち、2015年のロシアW杯アジア2次予選では日本代表とも対戦。同年6月、埼玉スタジアム2002で行われた試合で好セーブを連発し、日本相手に0-0の引き分けに持ち込む活躍を披露した。同年12月には松本山雅FCのトライアルに参加したことも。
中盤と前線の複数ポジションをこなすマルチロールで、韓国国内の高校を卒業後、2012年よりライオン・シティ(当時は前身のホーム・ユナイテッド)でプレー。2021年8月にはシンガポール国籍を取得し、同年11月の親善試合でシンガポール代表デビューを果たした。直近の2023~2024年はタイやインドネシアのクラブに在籍したが、昨年3月にライオン・シティへ復帰。2024-2025シーズンのリーグ戦は19試合5ゴール3アシストと主力として活躍中だ。
2月8日の「FUJIFILMスーパーカップ2025」から2025年シーズン公式戦7試合無敗と好調を続ける広島は、今回の準々決勝でも再び白星を挙げられるか。ライオン・シティのさらなる情報はスポーツ動画配信サービス『DAZN』を要チェックだ。
前へ
次へ