2024年シーズンの韓国シリーズを制したKIAタイガースが、東京ヤクルトスワローズから戦力外通告を受けた三ツ俣大樹(32)を守備インストラクターとして招へいする。
KIAは11月5日、前日の4日から沖縄県で始まった秋季キャンプに三ツ俣大樹を守備インストラクターとして招へいしたことを発表した。
1992年5月11日生まれの三ツ俣は、修得高校を経て2010年ドラフト2位でオリックス・バファローズに入団。2024~2022年は中日ドラゴンズに在籍し、2023~2024年はヤクルトで選手生活を送った。ただ、9月30日に戦力外が発表された。
直近の2024年シーズンは一軍出場なし。NPBで通算248試合で打率0.191、2本塁打、29打点、OPS(出塁率+長打率)0.527を記録した。
三ツ俣はNPBでも優れた内野守備で認められた選手だ。遊撃手、二塁手、三塁手すべてこなすことができ、2023年には一塁手としてプレーした経験もある。
広い守備範囲と安定感のある送球能力を備えていることから、秋季キャンプで守備力強化を図るKIAが守備インストラクターとして招へいすることになった。KIAの関係者は「キャンプ期間中に基本技術を固めるなど、若手選手の守備力向上のためにインストラクターを招聘した」と、三ツ俣を招へいした理由をコメントしている。
なお、KIAは2024年シーズンの韓国プロ野球で7年ぶり7回目のレギュラーシーズン優勝を達成。韓国シリーズ(7戦4勝制)でもレギュラーシーズン2位のサムスン・ライオンズを4勝1敗で破り、7年ぶり12回目の制覇を成し遂げた。
監督は現役時代、2010年に福岡ソフトバンクホークスに在籍したイ・ボムホ。コーチ陣には元中日、横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)、東北楽天ゴールデンイーグルスで、横浜や中日、千葉ロッテマリーンズでコーチを務めた中村武志バッテリーコーチがいる。
KIAの沖縄キャンプは11月28日まで行われ、2025年シーズンから入団の新人選手7人をはじめとした31人の選手が参加している。イ・ボムホ監督は同キャンプに参加しない。
前へ
次へ