アメリカでトレーニングを続けている韓国プロ野球の外国人選手が、早期に韓国へ入国するかもしれない。
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KTウィズのイ・ガンチョル監督が、彼らの早期入国の可能性に言及した。
アリゾナ州のツーソンで行った春季キャンプを終えたKTは、メル・ロハスJr.、ウィリアム・クエバス、オドリサメル・デスパイネら3人の外国人選手を現地に残した。韓国で新型コロナウイルスが感染拡大していることを考慮してのことだ。
練習試合すら中止となったことから、彼らは韓国に入国するよりもアメリカでトレーニングを続けたほうが良いと判断したのだ。
KTの関係者は「ロハス、クエバス、デスパイネは入国を延期し、アメリカでトレーニングを続ける計画だ。シーズン開幕が確定した時点で合流することにした」と説明した。
現在、ロハスとデスパイネはフロリダ州でともにトレーニングをしており、永住権を発給しなければならないクエバスは3月13日から合流してトレーニングを再開する予定だ。
しかし、時間の経過とともに状況に変化が表れている。
韓国での新型コロナ拡散が少しずつ鎮静化に向かう一方で、アメリカで感染者と死亡者が増加傾向にあるのだ。外国人選手がトレーニングを行うフロリダ州も安全地帯ではない。むしろ、時間が経つほどに危険性が高まる可能性も大きい。
3月12日、帰国後初のチーム練習が行われたKTウィズパークで取材に応じたイ監督は「今はアメリカよりも韓国の方が安全なのかもしれない。防疫体系も整っている。状況を見守り、10日経過後に韓国の事情がさらに良くなれば、選手たちに声をかけて早期入国を勧める考えだ」と明かした。
チームとしては、それぞれ別の地でトレーニングをして管理をするよりも、同じ場所で連携を深める方が余程いいだろう。
仮にKTの外国人選手らが予定よりも早期に韓国に入国するのであれば、母国で外国人選手をトレーニングさせている他の球団も同様に早期入国を考慮するかもしれない。今後も新型コロナの事態を深く注視する必要がありそうだ。
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