日本で“引退宣言”をした韓国女子ゴルファー、アン・シネに自国メディアも驚きを隠せない様子だ。
アン・シネは9月22日、宮城県の利府ゴルフ倶楽部で行われた日本ツアー「第51回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」の最終ラウンド終了後、現役引退を表明した。今後は韓国に戻り、闘病中の父親との時間を優先するという。
昨年11月28日～12月1日に行われたクォリファイング・トーナメント（QT）ファイナルステージを17位でフィニッシュし、2024年シーズンの日本ツアー前半戦の出場権を獲得したアン・シネ。
今年2～3月の「第37回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」で復帰戦を飾ると、6月末の「資生堂レディスオープン」まで計13大会に出場した。以降は7～8月の大会を欠場し、9月5～8日の「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」で復帰するも、翌週の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」は第2ラウンド前に棄権していた。
そして、今回の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は悪天候によるコースコンディション不良で27ホール短縮競技となり、28位タイの成績で終了。同大会終了後に第2回リランキングが行われ、アン・シネは41位となり、日本ツアー終盤戦の出場権を逃す形となった。
そんなアン・シネの引退宣言には母国・韓国メディアも驚愕。ネットメディア『スターニュース』は「華やかなルックスと同じぐらいに優れた実力で人気を集めたアン・シネが、選手生活にピリオドを打つ意思を示した」と報じ、「日本進出前までは毎シーズンのようにシード権を維持し、むしろ華やかな外見によって実力が低く評価された選手の一人だった」と活躍ぶりを振り返った。
ほかにも、「“美女ゴルファー”アン・シネ、日本で突然の引退宣言…父親の看病のため」（一般紙『ソウル経済』）、「プロゴルファーのアン・シネ、サプライズ引退発表…理由は？」（ゴルフメディア『ゴルフ韓国』）、「アン・シネ、JLPGAツアー最終日に引退宣言」（ネットメディア『韓国免税ニュース』）、「“美女ゴルファー”アン・シネ、現役引退宣言…JLPGAダンロップ大会が最後の舞台に」（経済紙『ハンス経済』）など、各メディアが彼女の引退に言及していた。
◇アン・シネ プロフィール
1990年12月18日生まれ。韓国・ソウル特別市出身。身長165cm。小学3年生のときにニュージーランドに留学し、現地でゴルフの実力を磨いた。2008年に韓国女子プロゴルフ協会（KLPGA）に入会、2015年の「KLPGAチャンピオンシップ」で初のメジャー大会制覇を成し遂げた。2017年の日本女子ツアー参戦時にはその美貌とプロポーションで一躍注目を集め、2018年にはゴルファーとしては異例の写真集も発売。2024年9月22日、日本ツアー「第51回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」最終ラウンド終了後に現役引退を宣言した。
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