基準は、安全だ。
韓国内で新型コロナウイルス感染症の猛威が衰えを見せていないため、韓国野球委員会(KBO)と各球団は、シーズン延期と現在進行中の春季キャンプの延長について悩んでいる。
すでにオープン戦は、韓国プロ野球史上初めて全面キャンセルされた状態だ。
新型コロナと関連して来る3月3日には、緊急実行委員会(団長会議)が行われる。レギュラーシーズンを正常に開催するか、延期するかが重点的に議論される。
そして1週間後の3月10日の緊急理事会(社長団会議)で、その最終決定を下す。緊急実行委員会の判断を調整し、決定を発表することになると思われる。
現在の雰囲気は、レギュラーシーズンの延期に重心が傾いている。韓国政府も感染拡大を防ぐために、団体の集会禁止を強く推奨している。韓国プロバスケットボール(KBL)は暫定的に全面中断の状態だ。
野球も例外ではできない。今季レギュラーシーズンを延期した場合、どのくらいの期間にわたって延期するかという問題も浮上する。
◇各球団はキャンプの延期を進行中
海外でキャンプ中の各球団もこれに備えて、すでにキャンプの延長を進行中だ。
まず米フロリダでキャンプ中のKIAタイガースが延長を決定し、3月中旬に帰国する予定だ。またアリゾナで練習中のNCダイノス、SKワイバーンズ、KTウィズがキャンプ延長の可能性を探している。3チームは練習試合を含め、包括的に方法を探している。
台湾で合宿中のキウム・ヒーローズも、現地及び第3国での練習の延長を検討している。日本に滞在しているサムスン・ライオンズは、3月中旬に帰国する予定を検討中だ。
新型コロナの感染拡大が止まらない現状で、実行委員会と理事会は、短ければ2週間、長ければ1カ月ほどシーズン開幕を延期すると予想されている。
その後、感染状況によって取り消し、または追加の延期が議論される。伝染病の特性上、1人の感染が広がっていくため、慎重にアプローチするしかない。
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