ミスに次ぐミスだ。
今度は韓国フェンシングの金メダリスト、オ・サンウク(28)の名前が「オ・サング(OH Sangku)」と誤って記載された。
オ・サンウクは7月28日(日本時間)、フランスのグランパレに位置するフェンシング場で行われたパリ五輪・フェンシング男子サーブル個人戦決勝で、チュニジアのファレス・フェルジャニを15-11で破り、貴重な金メダルを獲得した。
これは今大会で韓国初の金メダルであり、個人キャリア通算でグランドスラムを達成する価値ある金メダルとなった。
この勝利でオ・サンウクは、韓国フェンシング史上、初めて男子サーブル個人戦で金メダルを獲得したことになる。
しかし、そんな快挙に水を差す出来事が起きた。
パリ五輪の公式SNSアカウントがオ・サンウクの名前を「オ・サング」と誤って表記したのだ。オリンピックアカウントは英語とフランス語で「オ・サングがオリンピックチャンピオンだ!韓国の優勝!」と投稿し、「Oh Sanguk」ではなく「Oh Sangku」と二度にわたって誤記した。
当日、グランパレにあるすべての公式資料やMY INFOでは、オ・サンウクの名前は正常に記載されていた。オリンピックソーシャルメディアアカウントも、誤記を指摘する抗議コメントが続いたため、『Oh Sanguk』に訂正した状況である。
残念なのは、パリ五輪の主催側は、開会式でも韓国と関連してミスをしていた。
韓国の選手団が遊覧船に乗って入場した際、韓国ではなく「北朝鮮」の名前を二度にわたって叫んだのだ。オリンピックという大会の威信にふさわしくない、驚きと不快感を与えるミスだった。
事態を収拾するために、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ委員長が尹錫悦(ユン・ソニョル)大統領と電話で話すことになった。
バッハ委員長は「発生した事故に関して弁解の余地はなく、IOC、2024年パリオリンピック組織委員会、放送関係者など、すべてのオリンピック関係者を代表して深くお詫び申し上げる。大統領に謝罪を受け入れていただきたい」と述べたと伝えられている。
またIOCは、韓国文化体育観光部と大韓体育会に公式謝罪書を送る予定だ。
国名の誤りに続き、選手名の誤りまで発生しているだけに、これ以上のミスが起こらないことを願うばかりだ。
(記事提供=OSEN)
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