3月21日の北中米W杯アジア2次予選で日本代表と対戦する北朝鮮代表は、20日に国立競技場で前日練習を行った。
今回の北朝鮮代表は来日メンバー24人のほとんどが国内組だが、“海外組”として唯一選出されたのが、J3リーグのFC岐阜に所属するMF文仁柱(ムン・インジュ/24)だ。
1999年8月生まれの在日コリアンである文は朝鮮大学校を卒業後、2022年にガイナーレ鳥取でプロデビューし、今季から岐阜に完全移籍加入。J3リーグ通算成績は53試合出場2得点で、今季はチーム離脱前の第4節まで全試合出場、左サイドバックとしてプレーしていた。
朝鮮大時代にU-23代表選出歴もある文は、今年1月29日~2月5日に行われた代表合宿への参加を経て、今回北朝鮮のA代表に初招集。北朝鮮代表が羽田空港に到着した19日からチームに合流した。
20日19時からスタートした前日練習、報道陣に公開された冒頭15分間で、北朝鮮代表はパス回しやストレッチ、サーキットトレーニングなどのメニューを消化。文もチームメイトとともに、翌日の日本戦に向けて淡々と準備を進めていた。
なお、明日の日本代表vs北朝鮮代表は19時20分キックオフ予定だ。
(取材・文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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