サッカー日本代表を率いる森保一監督が、北朝鮮代表戦に向けた意気込みを伝えた。
日本代表は3月21日、国立競技場で行われる北中米W杯アジア2次予選グループB第3節で北朝鮮代表と対戦する。
森保監督は前日の20日、同会場で行われた記者会見に出席し、「最高の準備をし、明日は我々が持つベストな力を試合で見せたい」と伝えた。
続けて、「我々のホームである日本、国立競技場で(試合を)戦う。勝ち点3を目指し、応援してくださるサポートの皆さん、日本全国の皆さんが勝利を喜んでいただけるよう、そして選手たちの頑張りや活力を届けられるように戦いたい」と、ホームゲームでの必勝を誓った。
明日の試合では「まずは局面局面の戦いで勝っていくことが大切」と強調。北朝鮮代表については、昨年11月のW杯予選2試合をチェックして「非常に個の能力も高く、チームとしてやるべきことを徹底できる。そして、闘志を全面的に出してくるチーム」と評価した森保監督。
そのうえで「メンタル的にも球際的にも覚悟して戦いに挑み、試合を優位に進められるようにしなければならない」と、接点のバトルがカギを握ると展望した。
今回のW杯予選は同じ相手とホーム&アウェイの連戦を戦う。「まずは目の前の試合に全力を尽くす。一戦必勝の覚悟をもって戦うことが重要」という森保監督は、次のように続けた。
「選手のコンディションなども含めて、次の試合のことを考えたり明日の試合を踏まえて相手も戦い方を変えてみたりなど、色々な想定はしているが、まずは明日の試合に全力を尽くしたうえで次に向かうことができればと思う」
そして、「我々も(戦い方を)見られるかもしれないが、我々も(北朝鮮代表の戦い方を)見ることができる」とお互い状況が“イーブン”であることを強調し、「自分たちの持つ力を100%発揮できるように。ホームとアウェイの違いはあると思うが、そこはしっかり覚悟をもって準備する」と伝えていた。
なお、21日の日本対北朝鮮は国立競技場で19時20分キックオフ予定だ。
(取材・文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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