ガンバ大阪でもプレーしたサッカー元韓国代表のファン・ウィジョ(31、アランヤスポル)の“義姉”が、一審で懲役3年を言い渡された。
ソウル中央地裁刑事合議31部は3月14日、性暴力処罰法上のカメラなど利用撮影・頒布(はんぷ)などの容疑で拘束起訴されたA氏に、懲役3年を宣告した。併せて、40時間の性暴力治療プログラム履修と3年間の児童・青少年・障害者関連機関就職制限も命じている。
事件は昨年6月、自身をファン・ウィジョの元恋人だと主張したA氏が、ファン・ウィジョと被害女性の“性関係映像”を公開したことから始まった。その後、ファン・ウィジョは当該映像がギリシャで紛失した携帯電話から流出したとし、自身も脅迫された被害者だと述べた。
だが、ファン・ウィジョが性関係違法撮影の被疑者として警察の調査を受けたことで、波紋が大きくなった。暴露したA氏が、ファン・ウィジョを長い間支援してきた実兄の妻であることが明らかになり、衝撃を加えた。
A氏は捜査過程から裁判初期まで一貫して容疑を否認。インターネット共有機やSNSのハッキングなど、第3者の介入があったと主張したが、2月中旬に突然容疑を認めた。その後、裁判所に直筆の反省文を提出している。
同月末に行われた結審公判で検察は、A氏に懲役4年を求刑。A氏は最後の陳述で、犯行を反省すると述べた。
同日の裁判を翌日に控え、A氏側は裁判所に2000万ウォン(約220万円)の供託をしたという。供託は被害者と合意できなかった被告人が、被害回復のために裁判所にお金を代わりに預けておくことを意味する。
なお、ソウル警察庁のサイバー捜査課は、違法撮影および二次加害の疑いを受けているファン・ウィジョを検察に不拘束送致した状態だ。ファン・ウィジョは撮影の事実を認めているが、相手の同意の下で撮影したとしている。
(記事提供=OSEN)
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