韓国代表のアジアカップがベスト4で幕を閉じた。
韓国代表は2月7日(日本時間)、アフメド・ビン・アリ・スタジアムで行われたアジアカップ準決勝でヨルダン代表に0-2で敗れた。
前半は自国サポーターの大声援を背にヨルダンが攻勢を強める展開。DFキム・ミンジェ(27、バイエルン・ミュンヘン)が累積警告で出場停止となった韓国は、前半だけで12本ものシュートを浴びたが、GKチョ・ヒョヌ(32、蔚山HD FC)の好セーブ連発もあって無失点。
逆にMFイ・ジェソン(31、マインツ)、MFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)らが決定機を迎えたが得点できず、0-0でハーフタイムを迎えた。
すると後半8分、MFパク・ヨンウ(30、アル・アイン)のバックパスをMFムサ・アル・ターマリ(26)にかっさらわれると、最後はFWヤザン・アル・ナイマト(24)がGKチョ・ヒョヌ(32、蔚山HD FC)との1対1を制しゴール。ヨルダンが先制に成功した。
直後、韓国はパク・ヨンウを下げてFWチョ・ギュソン(25、ミッティラン)を投入。15分にはコーナーキックでイ・ガンインが上げたクロスをチョ・ギュソンが合わせたが、ヘディングシュートはクロスバーの上をわずかに超え、同点弾とはならなかった。
そんななか、同21分にはヨルダンが追加点を挙げる。MFファン・インボム(27、ツルヴェナ・ズヴェズダ)のパスをカットしたアル・ターマリが単独突破し、ペナルティエリア手前で左足シュート。チョ・ヒョヌは辛うじて手を伸ばすも届かず、韓国は2点差に広げられた。
後半35分にはイ・ジェソン、FWファン・ヒチャン(27、ウォルヴァーハンプトン)を下げてFWチョン・ウヨン(24、シュトゥットガルト)、MFヤン・ヒョンジュン(21、セルティック)を投入。後がない韓国はFWソン・フンミン(31、トッテナム)、イ・ガンインを中心に1点を狙うも、ゴールを割ることができず。8分間のアディショナルタイムにも得点を挙げることはできなかった。
結局、試合は0-2で終了。決勝トーナメント以降、劇的な勝ち上がりを見せてきた韓国だが、64年ぶりの優勝には届かず、ベスト4でアジアカップを去ることになった。
(文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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