アジアカップに出場中の韓国代表に緊急事態が生じた。正守護神のGKキム・スンギュ(33、アル・シャバブ)が十字靭帯断裂の重傷を負った。
韓国サッカー協会(KFA)は1月19日、キム・スンギュが前日の18日、自主的なゲーム練習の途中に右足を負傷し、MRIの結果、十字靭帯断裂の重傷を負ったことを発表した。
今後、キム・スンギュは代表招集を解除され、早期帰国する予定だという。KFAは「家族がカタールに来ている。帰国日程は今後決定する予定だ」と伝えた。
韓国代表にとって大きな痛手だ。
かつてヴィッセル神戸や柏レイソルでも活躍したキム・スンギュは、韓国代表の絶対的な守護神として、パウロ・ベント前監督体制から現在のユルゲン・クリンスマン監督体制に至るまでゴールマウスを守ってきた存在だった。
実際、キム・スンギュは現体制で戦った12試合中、10試合でゴールマウスを守っている。
キム・スンギュは現在までに国際Aマッチ81試合に出場し、60失点を記録。去る15日のアジアカップ初戦でもバーレーン代表相手に好セーブを披露し、3-1の勝利に貢献していた。
今大会、韓国代表GK陣はキム・スンギュ以外にチョ・ヒョヌ(32、蔚山HD FC)とソン・ボムグン(26、湘南ベルマーレ)が招集されている。
2人は所属チームでこそ守護神として活躍しているが、代表ではキム・スンギュにその座を譲っている。
チョ・ヒョヌは昨年10月のベトナム代表との国際親善試合が最後のAマッチ出場で、ソン・ボムグンは2022年7月のE-1選手権の香港代表戦が最後にして唯一のAマッチ出場となっている。
韓国代表は次戦、1月20日にヨルダン代表とのグループE第2節を戦う。
キム・スンギュに代わる守護神の役割を担うのは、2018年ロシアW杯での活躍で名を高めたチョ・ヒョヌか、今大会唯一の韓国人Jリーガーとして参戦しているソン・ボムグンか、クリンスマン監督の判断に注目したい。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.
前へ
次へ