Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、6月10~11日に行われたKリーグ1(1部)第18節、Kリーグ2(2部)第17節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第18節MVPは大邱(テグ)FCのブラジル人FWセシーニャ(33)だ。
セシーニャは6月10日、DGB大邱銀行パークで行われた水原(スウォン)FC戦で1ゴール1アシストを記録し、チームを3-1の勝利に導いた。
セシーニャは後半44分、DFファン・ジェウォン(20)が右サイドから上げたクロスにダイビングヘッドで合わせ、チームに2点目の得点をもたらした。
さらには試合終了直前、ハーフウェイライン付近でボールを保持してペナルティエリア内までドリブルで運ぶと、最後はファン・ジェウォンのゴールをアシストするラストパスを放った。
この試合で勝利した大邱はベストチームに選ばれた。
ベストマッチは、10日に蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われた蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)対済州(チェジュ)ユナイテッドの試合だ。
試合は蔚山が前半31分にヴァコのPKで先制すると、後半に元ザスパクサツ群馬、大宮アルディージャ、柏レイソル、浦和レッズの元日本代表MF江坂任(31)をはじめ、FWオム・ウォンサン(24)、FWチュ・ミンギュ(33)、ジョージア代表MFヴァレリ・カザイシュヴィリ(30)の2点目と一挙4得点を加えた。
済州は後半に1点を返すも反撃ならず、爆発的な攻撃力を見せつけた蔚山が5-1で勝利した。
なお、この試合で今季初ゴールを決めた江坂は、自身初のKリーグラウンドベストイレブンに選出された。
ベストイレブンには江坂のほか、元ガンバ大阪のFWファン・ウィジョ(30、FCソウル)、元アルビレックス新潟のDFキム・ジンス(31、全北現代モータース)などが選ばれていた。
Kリーグ2第17節MVPは忠北清州(チュンブク・チョンジュ)FCのブラジル人FWジョルジ(23)だ。
ジョルジは11日、清州総合運動場で行われた全南(チョンナム)ドラゴンズ戦で2ゴールを決め、チームを3-1の勝利に導いた。
また、この試合で勝利した忠北清州はベストチームに選ばれた。
ベストマッチは10日、金泉(キムチョン)総合運動場で行われた金泉尚武(キムチョン・サンム)対安山(アンサン)グリナースの試合だ。
試合は後半終了間際まで両チームが2点ずつ決める乱打戦の末、2-2の同点で迎えた後半44分にFWイ・ジュンミン(23)が決勝ゴールを決めた金泉が3-2の逆転勝利に成功していた。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは以下の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:ファン・ウィジョ(FCソウル)、チョ・ギュソン(全北現代モータース)
MF:ヴァレリ・カザイシュヴィリ(蔚山現代)、セシーニャ(大邱FC)、江坂任(蔚山現代)、オム・ウォンサン(蔚山現代)
DF:キム・ジンス(全北現代モータース)、ホン・ジョンウン(大邱FC)、ハ・チャンレ(浦項スティーラーズ)、ファン・ジェウォン(大邱FC)
GK:チョ・ヒョヌ(蔚山現代)
―Kリーグ2
FW:ジョルジ(忠北清州FC)、クレイソン(慶南FC)
MF:ウォン・ギジョン(慶南FC)、ブルーノ(ソウルイーランドFC)、チャン・ヒョクジン(忠北清州FC)、チョ・ヨンウク(金泉尚武)
DF:イ・ジェイク(ソウルイーランドFC)、キム・ジェウ(金泉尚武)、ハン・ヨンス(ソウルイーランドFC)、イ・ユヒョン(金泉尚武)
GK:パク・チョンヒョ(金浦FC)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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