残念な気持ちが残る試合だった。
U-20韓国代表は5月26日、アルゼンチン・メンドーサのエスタディオ・マルビナス・アルヘンティナスで行われたU-20ワールドカップ・グループF第2節でU-20ホンジュラス代表と対戦し、2-2で引き分けた。
これで1勝1分の勝ち点4とした韓国は、2戦全勝で決勝トーナメント進出を確定した首位のU-20ガンビア代表に次いで2位につけた。3位は1分1敗のホンジュラス(勝ち点1)、4位は2敗のU-20フランス代表(勝ち点0)であり、韓国は最低3位以上は確保した。
今大会は各グループ1~2位の12チームのほか、3位の成績上位4チームが決勝トーナメントに進むことができる。そのため、韓国は3位の場合でもベスト16に入る可能性が高い。決して悪い状況ではない。
ただ、試合結果よりも残念なのは、守護神のGKキム・ジュンホン(19、金泉尚武)と主力センターバックのDFチェ・ソクヒョン(20、檀国大学)が次の最終節に出場できないことだ。
キム・ジュンホンは後半アディショナルタイム、ゴールキックの際に遅延行為をしたという理由でイエローカードを受けた。前節のフランス戦でもイエローカードを1枚もらっていたキム・ジュンホンは、累積警告により次節が出場停止となる。
今大会ではイエローカード2枚で次戦出場停止となる。ここまで好セーブを披露してきたキム・ジュンホンが欠場してしまうのは明らかな悪材料だ。
チェ・ソクヒョンは2枚のイエローカードで退場となった。後半だけで2度も警告を受けたのだ。
特に後半36分、空中戦の過程でイエローカードを受けたのは不用意だった。危険なエリアではなく、ハーフウェイライン付近で無理にチャレンジしたのが禍根だった。後半アディショナルタイムのファウルはカウンターを防ぐため仕方なかっただけになおさらだ。
チェ・ソクヒョンはプレミアリーグ進出も噂されるDFキム・ジス(18、城南FC)のパートナーとして、DFラインの一角で活躍してきた選手だ。そんな彼も次戦で失うことになってしまった。
韓国は結局、決勝トーナメント進出がかかった来る29日のガンビア戦でベストメンバーを揃えられなくなった。ホンジュラス戦で勝利していれば話は違ったかもしれないが、引き分けに終わったため、まだベスト16を100%確信することはできない。
ホンジュラス戦ではキム・ジュンホンとチェ・ソクヒョンのほか、右サイドバックのDFパク・チャンウ(20、全北現代モータース)、交代出場のDFチョ・ヨングァン(19、FCソウル)もイエローカードを受けた。
また、この試合のファウル回数19回は第2節終了時点で大会最多の数字だ。
まだ若い選手たちなだけに、ファウルやカード管理について未熟な面が見えた。グループ最終節、そして決勝トーナメントを見据えて改善が必要な部分だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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