「ドジャース残留なら4年8000万ドル」リュ・ヒョンジンの年俸がそれほど上がらない理由

「ドジャース残留の場合、リュ・ヒョンジンの適正価格は4年8000万ドル?」

メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースのニュースを主に取り扱う地元メディア『ドジャース・ネーション』が、ドジャースがリュ・ヒョンジンと再契約する場合の適正価格を4年8000万ドル(約87億円)と予想した。

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リュ・ヒョンジンの成績と過去のFA選手との契約内容を比較し、「直近の成績やピッチングは優れているが、負傷歴や年齢を考慮するとこの価格が妥当だろう」と主張した。

同メディアは「33歳のリュ・ヒョンジンは5年1億5000万ドルを要求しているが、ドジャースが彼を引き留めるにはどうすべきか?」と質問を投げかけ、独自のポッドキャストの内容を引用し分析する内容を伝えた。

また、「リュ・ヒョンジンは182.2イニングを投げ防御率2.32(1位)と最高のシーズンを送った。球威は圧倒的ではないが、“投げ方”を知っている」と同メディアはリュ・ヒョンジンを称賛した。

だが、33歳という年齢に加えて2015年は左肩手術の影響でシーズンを棒に振り、2016年はたった4.2イニングの出場に留まったこと。また肩、ひじ、股などピッチングで欠かせないすべての部位で負傷を経験していることを強調した。

似た経歴を持つ過去のFA契約選手の事例とも比較を行った。

(写真=ドジャース公式Twitter)​​​​​リュ・ヒョンジン

2015年にシカゴ・カブスと契約したジョン・レスター(6年1億550万ドル―1年2580万ドル)は、契約当時の成績ではリュ・ヒョンジンよりも若干劣るものの、30歳を過ぎてもより多いイニング数を投げられる能力の高さを証明した。

2016年にサンフランシスコ・ジャイアインツと契約したジョニー・クエト(6年1億3000万ドル)は、リュ・ヒョンジンと似たような成績を挙げていたが、契約当時30歳にして長いイニング数を投げられる“イニングイーター”の役割をこなしていたと、年齢と健康に重心を置いた。

また、今シーズンのドジャースのチームメイトであるリッチー・ヒルも比較対象に挙がった。3年4800万ドル(年平均1600万ドル)で契約した2017年当時は37歳であったと、リュ・ヒョンジンよりも4歳上で負傷歴が似ている点を評価した。

他にはカブスのダルビッシュ有(6年1億4000万ドル)、ボルチモア・オリオールズのアレックス・カッブ(4年5700万ドル)、ワシントン・ナショナルズのパトリック・コビン(6年1億4000万ドル)など、さまざまな契約事例を列挙した。

『ドジャース・ネーション』は、リュ・ヒョンジンが長期契約を望むのであれば、1900万~2100万ドルの間で契約が行われること。もし契約期間を縮める場合は平均2500ドルになると予想した。

結論として、ドジャースがリュ・ヒョンジンと再契約するのであれば、33歳という年齢を考慮して4年8000万ドル、1年平均の年俸は2000万ドルが妥当であると述べた。

また、リュ・ヒョンジンの代理人がスコット・ボラスであることを再び書き加えた。他のチームとの契約競争が勃発した場合、契約条件は高騰する可能性を念頭に置いていると見られる。

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