ナ・ソンボムは「どんな選手も、どの国際大会であっても出場したいと思うものだが、WBCは野球選手にとって最大の大会だ。前から選ばれたかったが、今回初めて選ばれてとても嬉しい」と笑顔を見せた。
続けて、「国を代表して試合を戦うことは常に光栄なことだ。(プロフィール撮影のため)招集日にユニホームを一度着てみたが、未だに実感が湧かないほど、本当に嬉しい」と伝えた。
WBCは来る3月に開幕する。韓国代表は日本の東京ドームで1次ラウンドを戦う。
「これまでと違って、あらかじめ打撃コンディションはもちろん、技術的な部分で能力を早く引き上げなければならない」というナ・ソンボムは、「この時期に試合をすることは初めてだ。初めてなので、いつ、どのように何をすれば良いのかわからないが、いつもと同じように準備するだけだ。早く体を作ることを考えている」と述べた。
最も対戦してみたい国は、野球強豪国に挙げられるアメリカと日本だ。「すべての国と対戦してみたいが、アメリカと戦ってみたい。どうやって野球をするのかが気になる」とナ・ソンボムは語った。
ただ、“韓日戦”を欠かすこともできない。
ナ・ソンボムは2015年プレミア12オープニングラウンドで侍ジャパンと対戦した際、代打で一打席立ったことがあるが、当時は大谷翔平(28、ロサンゼルス・エンゼルス)を相手に見逃し三振という悔しい結果に終わった。
同大会は結果として韓国が優勝したが、ナ・ソンボム自身は出場機会を多く与えられず、悔しさも残る大会となった。
それだけに今回のWBC、特に“韓日戦”にかける思いは人一倍だ。「国民が“韓日戦”のことを大きく考え、以前から日本戦だけは先輩たちが良い結果を収めてきた」と前を向いたナ・ソンボムは、「国の恥を欠かないよう、最善を尽くす」と誓った。
33歳で迎える初のWBCへ、ナ・ソンボムの挑戦はこれから始まる。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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