ユベントスのラブコールに焦るバレンシア…1カ月で急転したイ・ガンインの評価

たった1カ月で、イ・ガンイン(18・バレンシア)の評価は目に見えて変化した。それも、予想をはるかに超えるポジティブな変化という意味でだ。

最近、イタリアやスペインの複数メディアにおいて、ユベントスがイ・ガンインの獲得を狙っているとのニュースが連日報じられている。偶然にもバレンシアで着実に出場機会を得るなかで、その活躍がイタリア王者ユベントスの目に留まった。

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スペインでは、イ・ガンインの株価が急騰する前に契約更新を急ぐべきとの世論が流れている。移籍市場においては、契約期間が長ければ長いほど高い移籍金が発生する。イ・ガンインの契約は2022年までとなっており、まだ3年と比較的余裕があるなかで、早くも契約延長の話も出ている。こうした点からも、彼の能力が評価されていることが垣間見える。

1カ月前には想像もつかなかった変化だ。

イ・ガンインはマルセリーノ・ガルシア・トラル前監督のもとでは出場機会を得られず、夏の移籍市場で出場機会が保証される新天地を探していた。ピーター・リム会長の慰留によって結局バレンシアに残留したものの、シーズン序盤はほとんど試合に出られず、暗いトンネルに入ったかのように見えた。

しかし、突然イ・ガンインの立場は急転した。

リム会長がマルセリーノ前監督を解任し、若手起用に積極的なアルベルト・セラーデス監督を招へいしたのだ。セラーデス監督就任以後、イ・ガンインの出場機会は着実に増えていき、9月26日のヘタフェ戦ではラ・リーガ初先発で初ゴールを決める活躍を見せた。

スペインの複数メディアによると、イ・ガンインにはユベントス以外の複数のクラブが関心を示しているという。U-20ワールドカップで大会MVPを受賞し、ラ・リーガでも少しずつ才能の片りんを発揮しているイ・ガンインの評価は、今後止まることなく上昇し続けると見られている。

実際、欧州移籍専門サイト『Transfermarket』によると、イ・ガンインの移籍金は約1800万ポンド(約266億円)とされている。

今年7月時点では900万ポンド(約133億円)だったので、2倍も価値が上昇したことになる。これは、日に日に欧州で存在感を発揮している証拠ともいえる。今夏の移籍市場の段階では、まったく予想がつかなかった変化だろう。

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