イ・ジョンフはこれまで、各メディアとのインタビューなどで海外進出の希望を着実に話してきた。
高校卒業後の2017年にプロデビューしたイ・ジョンフは、通算7年目となる2023年のシーズンを終えた後、ポスティング制度を通じて初めて海外に進出できる。イ・ジョンフが正式に球団側に自分の意志を明らかにしたのは今回が初めてだ。
イ・ジョンフは今シーズンのKBOリーグで、打率(0.349)、出塁率(0.421)、長打率(0.575)の3部門で全体1位に輝き、最多安打(193本)と打点(113本)合わせて打撃5冠王(打率、打点、安打、長打率、出塁率)を獲得。MVP及びゴールデングラブ賞受賞者に選ばれるなど、キャリアハイの1年を過ごした。
なお、イ・ジョンフは実父に1998~2001年で中日ドラゴンズに在籍したイ・ジョンボム(李鍾範/52)を持つ。また、来年3月に行われるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)には野球韓国代表の一員として出場する見込みだ。
東京ドームでの1次ラウンドでは韓国と日本が同組に入っているだけに、イ・ジョンフの存在は侍ジャパンにとって脅威となるだろう。