蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)にかかわるすべての人が笑顔になった“ハッピーエンド”だった。
韓国Kリーグ1(1部)で17年ぶり3回目の優勝を果たした蔚山現代が、2022シーズンのKリーグ最多となる観客2万3817人の前で優勝セレモニーを行った。
ホン・ミョンボ監督率いる蔚山現代は10月23日、ホームの蔚山文殊サッカー競技場で行われたKリーグ1第38節の済州(チェジュ)ユナイテッド戦後、授賞式で夢に描いた優勝トロフィーを掲げた。
この日の試合前、蔚山文殊サッカー競技場の観客席1階と2階は早くも完売を記録していた。そのため3階席まで開放し、国際親善試合並みの熱気を会場にもたらした。
蔚山現代は、去る10月8日にホームで行った第35節全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースとの“現代家ダービー”で、2万168人の観客数を記録し、Kリーグにおける新型コロナウイルス感染拡大以降の最多観客記録を樹立した。それから約2週間程度で、同じ会場に3000人以上が訪れた形だ。
蔚山現代は去る16日にアウェイで行われた第37節江原(カンウォン)FC戦で2-1と勝利し、最終節を前に優勝を確定した。
済州戦当日、蔚山文殊サッカー競技場に入る通行路にはキックオフ2時間前から車両が殺到した。現場の案内要員が忙しく走り回り、車両を統制していた。現地は早くから祭りを満喫しようという多くのファンでいっぱいだった。
この日、結果は蔚山現代が1-2で敗れた。前半にキャプテンのMFイ・チョンヨン(34)が幸先よく先制ゴールを奪うも、後半早々に同点に追いつかれ、最後はアディショナルタイムにMFク・ジャチョル(33)の逆転弾を許した。