8月9日に「JR東日本カップ2022第96回関東大学サッカーリーグ戦」第13節、順天堂大学と流通経済大学の試合が行われた。
「前期の始めは0-7で負けて、リーグを戦ってきた。2-0で始まった後期だから、良くなる可能性はあると思う。1位の明治に負けたことは仕方ないが、次の順天、駒澤には絶対に負けられない」
宮田和純の2ゴールで先制しながらも、前半のうちに1点返され、後半に3点取られて逆転負けを喫した前節の明治大学戦のあと、流通経済大学の中野雄二監督は、期待とともに、この試合の位置づけを説明していた。
この試合も、前半は同じ展開に。流通経済大学は前半25分、ペナルティーエリア内でボールを受けた宮田和純が左からドリブルでディフェンダーをかわして右足を振り抜いて先制。34分には、藤井海和が追加点を挙げる。しかし、38分に順天堂大学の大森真吾にボレーシュートを決められて、2-1で前半を終える。
前節と同じく、2点先制して1点取られて、2-1でハーフタイムを迎えた中野監督は、次の点数を取れるかが課題だと話して、後半戦に送り出したという。流通経済大学は後半12分、西原広太の左足のフリーキックから宮田和純がゴールを奪い、3-1で勝利を収めた。
「裏天王山で、うちにとっては絶対に負けられない試合だったので、とりあえず良かった」と中野監督は振り返った。
2試合で4ゴールを挙げた宮田和純については「覚醒している感じがある。得点もすごいが、守備もあれだけやってくれるから、これはすごい。最後まで頑張るし、彼の存在は本当に助かる」と評価した。
守備で貢献した宇津木優人についても、「派手な選手ではないが、去年の満田誠のような感じで、彼がいることで、後ろの選手がしっかり守備をできる。彼の存在が大きかった」と説明した。
一方、順天堂大学の堀池巧監督は「いいとこなし」とコメントした。
(文=玉 昌浩)
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