最近、日本の女子プロゴルフ界ではキャディと選手とのトラブルが問題になったが、韓国では賞金女王にもなったことがあるトッププロがキャディに変身して話題だ。
キャディに大変身したのは、キム・ヒョージュ。韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーで14勝を挙げ、アメリカ女子プロゴルフ(LPGA)ツアーでも5勝を誇るトッププロだ。
キム・ヒョージュは7月8日に行われたKLPGAツアーのテボ・ハウスディオープン(賞金総額10億ウォン)の第1ラウンドで、選手ではなくキャディとして試合に出場。親しい友人であるアン・グンヨンのゴルフ・バッグを背負った。
キム・ヒョージョは昨年9月にもキャディに変身してユ・ヒョンジュのバックを担いだが、今回はなぜ、アン・グンヨンのキャディを務めたのだろうか。
実はアン・グンヨンは今年4月のKLPGAチャンピオンシップ第3ラウンドでキム・ヒョージュのキャディを務めたのだが、そのお返しとしてキャディを務めることになったという。
「ちょうど韓国に滞在していたので、私のほうからグンヨン姉さんにキャディをすると申し出ました」というキム・ヒョージュ。
「暑さが心配でしたが、雨が降ってむしろ力が余計にかかった。バッグを担ぐたびに、キャディの大切さを感じます。また、キャディ目線でゴルフを学ぶことも多い。次も機会があれば、キャディをしたいですね」
気になるのはその腕前。アン・グンヨンは「ヒョージュはキャディの腕前もワールドクラス。パットラインもよく見て、グリーン攻略時の目標地点を的確に指摘してくれました。何よりも選手の心理状態をよく知っているので、リラックスできる」と、キム・ヒョージュのキャディの実力を高く評価した。
なお、キム・ヒョージュがアン・グンヨンのキャディを務めたのはこの日だけ。7月15日には出国し、7月22日から開幕する今LPGAツアーのメジャー大会のザ・エビアン選手権出場を準備する。
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