米韓通算150勝まであと1勝…リュ・ヒョンジンが「Keep Going」だけを叫ぶワケ

少なくても週に1回は見ることができる。見るたびに人目を引く完璧な投球で、爽やかな気持ちにさせてくれる。

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本人は勝つときも負けるときも、「Keep Going」(立ち止まるな)だ。登板のたびにさまざまに論じられるが、端的な結果ではなく、“完全なシーズンを送る”という意志がにじみ出る。米韓通算150勝を目前にした、リュ・ヒョンジン(ロサンゼルス・ドジャース)の話だ。

リュ・ヒョンジンは7月27日(日本時間)、ナショナルズ・パークで行われるワシントン・ナショナルズ戦に先発登板する。

7月20日のマイアミ・マーリンズ戦で7イニング1失点、シーズン11勝目(2敗)として、1週間ぶりのピッチングになる。7月25日には、ドジャー・スタジアムで行われたロサンゼルス・エンジェルスとの試合を前に、クレイトン・カーショウとキャッチボールをしながら談笑する姿を見せながら、注目を集めた。

高い指先の感覚を持ったリュ・ヒョンジンはキャッチボールを通じて、ボールの軌跡と回転などを点検し、コンディションを調整する。ブルペンピッチングで体力を消費するよりも、蓄積された力を自分の登板で発散するリュ・ヒョンジンならではのルーチンは、メジャーリーグでも注目を集めている。

自分のルーチンを正確に守っているように、今シーズン最高の成績を出しながらも、大きく意識はしていない様子だ。悪戦苦闘の末にシーズン10勝を達成したときも、オールスター戦の先発登板が決まったときも、リュ・ヒョンジンは「Keep Going」だけを叫んだ。

結果を気にするよりも、計画した通りに我が道を行くという意志だ。負傷なくシーズンを過ごせば結果はついてくるという自信の表れでもある。

今回の登板には、多くの意味が含まれている。まず、リュ・ヒョンジンはあと1勝すれば、米韓通算150勝を達成することになる。

リュ・ヒョンジンは韓国KBOリーグのハンファ・イーグルスで98勝(52敗、防御率2.80)を記録しており、メジャーリーグで51勝(30敗、防御率2.94)をあげた。2013年にメジャーデビューして以来、6日間以上休んで登板した試合は防御率2.62と良い。

またシーズン12勝目を記録すれば、最多勝ランキングで2位タイに浮上することができる。

7月25日現在、最多勝1位はワシントン・ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグと、ヒューストン・アストロズのジャスティン・バーランダーで、13勝だ。リュ・ヒョンジンが12勝目をあげれば、ナショナルズが誇るマックス・シャーザー(9勝5敗、防御率2.30)との差をさらに広げることができる。

リュ・ヒョンジンは通算4回、ナショナルズと対戦しており、2勝1敗、防御率1.35と抜群の相性を誇っている。去る5月13日に対戦したときも、8イニング無失点と完璧な投球を見せた。もちろん警戒しなければならない要素もある。今季ホームラン29本のアンソニー・レンドンなどの一発は気をつけなければならないだろう。

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