6月25日、レモンガススタジアム平塚で「DENSO CUP SOCCER 第19回大学日韓(韓日)定期戦」が行われた。
「確実に差を感じた」
5-0で全日本大学選抜が勝利を収めた大学日韓定期戦。全韓國大学選抜のイ・スンウォン監督は、制度の違いから日韓の大学サッカーに差があらわれていると説明した。
韓国のKリーグには「U-22選手義務出場規定」があり、それが選手交代枠に関わってくる。
さらに、韓国ではプロになると大学サッカーを辞めなければならない。
このような制度により、「デンソーカップのメンバーを選ぶ選抜リストも、実はプロに行けなかった選手が大多数。日本はすでにプロと契約した選手もいれば、これからプロに進んで行く選手も今回たくさん選ばれたと聞いている」
「いざ試合をしてみたら、大きな差を感じた。韓国に帰ったら、そういう部分を改善するために努力していこうと思った」
一方の全日本大学選抜の李宇韺監督も「Jリーグで経験もできるし、大学リーグも盛り上げられる日本の制度が良い」と評価する。
日韓の違いについても、「昔は韓国の方がフィジカル面が強く、精神的なものを言う指導者も多かったが、今はもう日本の選手もフィジカルが強くなっているし、絶対負けたくないというメンタルも強くなっているので、そういう部分での違いはなくなった」とし、「どの選手を呼んでも、下から積み上げてきたものをある程度できることが日本のいいところだと思う」と語った。
(文=玉 昌浩)
前へ
次へ