男子アイスホッケー韓国代表の看板フォワードとして活躍したチョ・ミンホさんが、肺がんとの闘病の末に亡くなった。享年35歳。
チョ・ミンホさんは昨年10月、所属チームの安養(アニャン)ハルラのアメリカ遠征から戻った直後、肺がんの診断を受けた。
以降、約8カ月間にわたり公がん治療を続け、闘病生活を送っていたが、最近になって病状が急激に悪化。6月15日午後、三星(サムスン)ソウル病院で息を引き取った。
喪屋は三星ソウル病院葬儀場3号室に設けられた。出棺は17日12時30分で、埋葬地はソウル追慕公園樹木葬だ。
1987年1月4日にソウルで生まれたチョ・ミンホさんは、京畿(キョンギ)高校時代から優れたパフォーマンスと誠実な姿勢でアイスホッケー界の期待を一身に背負った。そして、高麗(コリョ)大学4年生だった2008年、初めて韓国代表に選ばれた。
その後、2008年に安養ハルラに入団してからは安定した活躍を見せ、チームが記録した6度のアジアリーグアイスホッケー優勝すべてに貢献した。2018年からはキャプテンを務めていた。
チョ・ミンホさんのレギュラーリーグ通算記録は393試合124ゴール324アシスト。「324アシスト」という記録は韓国人選手(複数国籍含む)史上最多記録だ。
そんなチョ・ミンホさんは2018年2月15日、江陵(カンヌン)ホッケーセンターで行われた平昌冬季五輪グループA第1戦のチェコ戦で先制ゴールを決め、韓国アイスホッケー史上初めてオリンピック本大会でゴールを決めた主人公として時の人となった。
以降、昨年8月にノルウェー・オスロで行われた北京冬季五輪最終予選でも、チョ・ミンホさんは男子アイスホッケー韓国代表の中核フォワードとして活躍していた。
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