国際スケート連盟(ISU)が、ウクライナへの侵攻を続けるロシアと同盟国ベラルーシの選手の大会出場を禁止した。
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この決定にロシアが激しく反発するなか、韓国フィギュア女子の看板スター、ユ・ヨン(18)に、キム・ヨナ(33)以来となる世界フィギュアスケート選手権(3月21~27日)でのメダル獲得が期待されている。
2月に行われた2022年北京冬季五輪で、金メダルと銀メダルを獲得したアンナ・シェルバコワ(17)とアレクサンドラ・トルソワ(17)、“ドーピング騒動”で問題となった4位のカミラ・ワリエワ(16)の好成績を残したロシアの3人は今大会不参加となる。
この決定に、ロシアフィギュアスケート連盟(FFKKR)は「これは明白な差別」と反発しているが、ISUの制裁が解除される可能性は極めて低い。
このような状況で、ユ・ヨンのメダル獲得の可能性が高まっている。
ユ・ヨンは北京五輪のフィギュア女子シングルで6位の成績を残した。当時、ユ・ヨンよりも順位が上だった選手5人のうち、3人が前述したロシアの選手だった。
北京五輪の順位をもとに世界選手権の順位を予想すると、ユ・ヨンのメダル獲得の可能性は高いはずだ。
ユ・ヨンのメダル獲得の可能性が上がっただけでも高い関心が寄せられている理由は、引退したキム・ヨナ、世界選手権大会で表彰台に上った韓国選手がいなかったからだ。
ユ・ヨンだけでなく、北京五輪で9位だったキム・イェリム(19)も出場する今大会。韓国の新たなフィギュア女王の誕生に期待がかかっている。
(記事提供=OSEN)
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