女子カーリング韓国代表の「チーム・キム」の挑戦が幕を閉じた。
“メガネ先輩”ことキム・ウンジョン、キム・ソンヨン、キム・チョヒ、キム・ギョンエ、キム・ヨンミで構成されたチーム・キムは2月17日、北京冬季五輪カーリング女子予選・第9戦でスウェーデンと対戦し、4-8で敗れた。
通算4勝5敗となった韓国は残念ながら8位にとどまり、準決勝進出に失敗した。オリンピックのカーリングは10チームが総当たり方式で予選を行い、予選1位と4位、2位と3位が準決勝に進出する。そのため1位スイス(8勝1敗)と4位の日本(5勝4敗)が、2位スウェーデン(7勝2敗)と3位イギリス(5勝4敗)が準決勝で対戦することになった。
前日、スイスとの第7戦で敗れ、予選脱落の危機に追い込まれた韓国は、デンマークとの第8戦で劇的な8-7の逆転勝利を収め、ベスト4進出の可能性を残した。この日、スイスが日本を下し、韓国がスウェーデンに勝利すれば準決勝に進めた。
しかし勝利の女神はチーム・キムに微笑まなかった。韓国はドローショットに弱い相手スキップの弱点を攻略し、第2エンドに2点のスチールに成功したが、3-2でリードした第6エンド、スウェーデンに追いつかれて3-3の同点になった。
第7エンドの後攻のチャンスを1点で終えてしまった韓国は、第8エンドにスウェーデンに4-5と逆転を許した。勝負所だった第9エンドが痛かった。韓国は6回目のドローショットでミスが出て追撃のチャンスを逃し、スウェーデンに再び1点をスチールされた。第10エンドにも2点を許し、4-8で敗れた。
4年前の平昌五輪で、アジアチーム初のオリンピック銀メダルを獲得したチーム・キムは、紆余曲折の末に北京の地を踏んだ。
平昌五輪の栄光後、指導者のパワハラ問題に巻き込まれ、成績が急落した。2020-2021シーズンの代表選抜戦を通じて3年ぶりに韓国代表に返り咲いたが、前所属チームである慶北体育会との再契約失敗で、無所属生活をしなければならなかった。
それでもイム・ミョンソクコーチとキム・ウンジョンを中心に再起を誓い、昨年カーリングチームを創立した江陵市役所に新たに所属。安定を取り戻した後、昨年12月のオリンピック資格大会で北京行きのチケットを獲得した。
2大会連続となるオリンピックメダルの夢は叶わなかった。それでもチーム・キムは様々な困難を経験してもオリンピックの舞台に立ち、十分に存在を知らせた。選手たちには拍手が送られるべきだ。
(記事提供=OSEN)
前へ
次へ