北京冬季五輪ショートトラック女子1500mで金メダルを獲得した韓国のチェ・ミンジョン(23)。血のにじむような努力で栄光を手にした彼女は、多額の報奨金を受け取ることになった。
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北京五輪で韓国選手団の団長を務めた韓国氷上競技連盟のユン・ホングン会長は、大会前にメダル獲得時の報奨金を発表した。
その額、個人種目では金メダル1億ウォン(日本円=約1000万円)、銀メダル5000万ウォン(約500万円)、銅メダル3000万ウォン(約300万円)。団体種目では金メダル2億ウォン(約2000万円)、銀メダル1億5000万ウォン(約1500万円)などとなっている。
したがって、女子1500mで金メダル、女子1000mと女子3000mリレーで銀メダルを獲得したチェ・ミンジョンは、韓国氷上競技連盟からの報奨金だけで1億8750万ウォン(約1875万円)を受け取ることになった。
団体種目の女子3000mリレーでは他メンバーと報奨金1億5000万ウォンを分け合うため、一人当たり3760万ウォン(約376万円)を受け取ることになる。
ほかでは、ショートトラック男子1500mで金メダル、男子5000mリレーで銀メダルを獲得したファン・デホン(22)は、1億3000万ウォン(約1300万円)の報奨金を受け取ることに。
こちらも、団体種目の男子5000mリレーでは他メンバーと報奨金1億5000万ウォンを分け合い、一人当たり3000万ウォンを受け取る。
ユン・ホングン会長は北京五輪に先立ち、「新型コロナウイルス感染拡大で厳しい時期だ。北京五輪で国民の方々に喜びを届けたスケート代表選手には惜しみない感謝の意を表したい」と、前回の2018年平昌五輪より2倍以上の報奨金を出すことを約束したことがある。
平昌五輪では、金メダル5000万ウォン、銀メダル2000万ウォン(約200万円)、銅メダル1000万ウォン(約100万円)の報奨金が策定されていた。
韓国氷上競技連盟では、各種目の代表指導者にもメダルの色に応じて報奨金を支給する予定だ。また、サポートスタッフやメダルを獲得できなかった選手たちにも、所定の激励金が支給される。
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