オ事務処長は「エリートフェンシング人口が1600人ほどなのに対して、同好会を含めるフェンシング愛好家が1000人を上回っている。いわゆる“SKY大学”(ソウル大学、高麗大学、延世大学)では、3つの大学が定期戦の形でフェンシングサークル大会を開催している」と伝えた。
昨年11月に行われた会長杯全国クラブ同好者フェンシング大会には、88のクラブから700人余りの愛好家が集結し、協会関係者を驚かせた。2014年から愛好家に門戸を開放し、フィストやスコアボードなど大会に必要な設備を無償で支援するなど、活性化に力を入れている。
今年からは年2回の開催だった生活体育大会を4回に増やし、エリート大会前後に編成して国家代表と同じ環境で大会を行うことができるように支援する。フェンシング選手を夢見る小学生の需要を満たすために、関連規定も新設する予定だ。小学生のための装備規定も改正し、フェンシング部創設のための創設支援金などを編成することも理事会の議決を経た。
アマチュア種目は、オリンピックの金メダルが活性化の始まりと終わりだ。だからこそ2020年の東京五輪でフェンシング種目総合優勝を目指すだけでなく、その後も持続可能なフェンシング強国としての地位を築くために、2028韓国フェンシング中長期発展計画を樹立し、次の世代の育成のための準備にも突入している。
国際大会の好成績で認知度を高め、それを土台にファン層を厚くし、フェンシング人口の拡大につなげる好循環を実践している韓国フェンシング。いつかフェンシングが“国民的スポーツ”になる日が、訪れるかもしれない。