かつては“韓国のメッシ”と呼ばれ将来を嘱望された元韓国代表FWイ・スンウ(23、シント=トロイデン)が、SNSで複雑な心境を吐露した。
イ・スンウは10月27日、インスタグラムのストーリー機能で3連続投稿を行った。
最初の2つは室内でトレーニングに励むイ・スンウが映し出された動画だったが、3つ目の投稿ではスーパーカーが砂浜に埋もれた白黒の写真を掲載。
写真にはスペイン語で「どんなに価値があっても間違った場所にいては輝くことはできない」という文章が記されていた。
バルセロナ下部組織を経て2017年にエラス・ヴェローナ(イタリア)でプロデビューし、2019年8月に現在のシント=トロイデンへと移籍したイ・スンウ。
ただ、ベルギーでは背番号10を与えられながら主力に定着できず、昨年2月にはポルティモネンセ(ポルトガル)にレンタル移籍。今季開幕前には再びシント=トロイデンに復帰し、背番号も10番のままではあるが、ここまで公式戦出場はリーグ戦もカップ戦もなく、構想外の状態が続いている。
今回の投稿も、一時は韓国サッカー史上最高の才能として期待された自分が、数年が経った今では所属チームでそっぽを向かれてしまっている状況を遠回しに表現したものとみられる。
シント=トロイデンは来る31日にジュピラー・リーグ第13節クラブ・ブルッヘ戦を控えているが、この試合でもイ・スンウの出場を期待することは難しい。はたして、次に“韓国のメッシ”をピッチで観られるのはいつになるのだろうか。
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