本日(10月7日)、韓国ホームの安山(アンサン)ワースタジアムで行われる2022年カタールW杯アジア最終予選グループA第3戦の韓国代表対シリア代表。
試合は午後8時キックオフを予定しているが、早くも双方による神経戦が繰り広げられている。
シリア代表率いるニザール・マフルース監督は6日、前日記者会見に出席した際、MFムハンマド・オスマン(27、スパルタ・ロッテルダム)とMFアイアス・アオスマン(26、イオニコスFC)が不参加となったのは韓国領事館のせいだと主張した。
マフルース監督は「我々は韓国領事館側からビザ要求に対する知らせを受けられなかった。そちらに責任がある」とし、「2選手を代替したとしても、行政上の理由で来られないのは残念だ」と非難した。
直後、韓国サッカー協会(KFA)はマフルース監督の主張に反論した。意図的に状況を曲解し、神経戦を繰り広げたと指摘したのだ。
KFA関係者は「シリア代表の欧州組2人がビザ問題で欠場したのは韓国領事館の過ちではない」とし、「当該選手は二重国籍だ。シリアサッカー協会はビザ及び隔離免除書発給のためシリアのパスポートを提出した」と説明した。
また、「問題は当該選手のパスポートをシリア代表のチームマネージャーが持って先に入国したということだ。2選手は別の国籍のパスポート(ドイツ、オランダ)をもって搭乗しようとしたため、搭乗が断られた」と伝えた。
KFAは「領事館やKFAの行政処理問題ではない。ただ相手チームのパスポート管理や行政上のミスで発生した状況だ」と強調した。
このほか、マフルース監督は「韓国は強いチームだが弱点がある。我々はすでに攻略法を準備した」と、試合面でも神経戦を続けていた。
結局のところ、マフルース監督はピッチ内外の神経戦を通じて心理的優位をもたらそうとしたのだろう。しかし、KFAの素早い釈明によってそれも容易に乗り越えることができた。
韓国代表としては、相手監督の揺さぶりに反応するというより、自分たちのプレーをピッチ上で披露して勝ち点3を得るだけだ。
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