2021シーズンの韓国女子ツアーで、パク・ミンジ(22)が前半戦だけで6勝を達成する並外れた活躍を見せ、一躍“旬のゴルファー”に浮上している。
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去る4月に行われた今季2大会目の「ネクセン・セントナインマスターズ2021」でシーズン初勝利を果たしたパク・ミンジは、5月には「2021 NH投資証券レディースチャンピオンシップ」と「2021 斗山マッチプレーチャンピオンシップ」で優勝を達成。4月から5月までの7大会中、3大会で勝利を収めた。
驚異的な勢いはその後も緩まず。6月には「セルトリオン・クイーンズマスターズ」で4勝目を挙げると、翌週の「DBグループ・第35回韓国女子オープン」でメジャー初優勝に成功。この時点で出場9大会にして5勝と、勝率も50%を超えた。
その後、一時休息を経て出場した7月1週目の「メッコール・モナパークオープンwith SBS Golf」こそ予選で脱落したものの、翌週に行われた新設大会「DAEBO hausDオープン」で再び優勝トロフィーを掲げ、今季6勝目かつ通算10勝目を達成した。
もっとも、パク・ミンジのこれまでの戦いぶりを見れば、今シーズンの絶好調ぶりは十分に予測できた。
2016年10月にプロ転向後、2017年にデビューを果たしたパク・ミンジは、早速同年にプロ初優勝を成し遂げ、ゴルフファンの注目を集めた。翌2018年には優勝1回を含むトップ10以内11回と、トップ10以内6回の前年より成長した姿を見せた。
また、2019年には優勝1回と準優勝2回を加えたトップ10以内13回と、さらに発展した選手になったことを証明。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で大会数が減少したにもかかわらず、すべての大会で予選を突破し、優勝1回と準優勝2回含むトップ10以内9回の成績を残した。
パク・ミンジは残り14大会が予定されている後半戦で、2007年に申ジエ(33)が達成した「1シーズン最多優勝回数」の9回、2016年にパク・ソンヒョン(27)が達成した「1シーズン最多獲得賞金」の13億3309万667ウォン(日本円=約1億3330万円)を超えられるかどうかに注目が集まる。
韓国女子ツアーの後半戦は、来る8月13日にスタートする「デユウィニアMBN女子オープン」から幕を開ける。
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