韓国女子ツアーでプロ転向5年目のパク・ミンジ(22)がまたしても優勝した。2021シーズン4勝目で、プロ通算8勝目だ。
2017年にプロデビュー以降、毎年1勝ずつ挙げてきたパク・ミンジが再び頂点に立ち、韓国女子ツアーの話題をかっさらった。今シーズンここまで8大会に出場し、半数の4大会で優勝する活躍ぶりだ。
パク・ミンジは、6月11日から13日まで行われた「セルトリオン・クイーンズマスターズ」で通算15アンダーの「201」を記録し、2位パク・ヒョンギョン(21)を1打差で離し優勝を果たした。優勝賞金は1億4400万ウォン(日本円=1440万円)だった。
今年4月の「ネクセン・セントナインマスターズ2021」でシーズン初勝利を挙げたパク・ミンジは、5月の「2021NH投資証券レディースチャンピオンシップ」と「2021斗山マッチプレーチャンピオンシップ」でも優勝トロフィーをかかげた。
ツアー連続参戦の疲労を考慮し、6月3日から6日まで行われた「ロッテオープン」は欠場したが、今回再び優勝を達成した。ここまで賞金6億4800万ウォン(約6480万円)を稼いだパク・ミンジは、賞金ランキングで2位ジャン・ハナ(29/3億9200万ウォン)と大差で離し首位の座を守ったほか、年間MVPに相当する大賞ポイントではジャン・ハナを上回り1位に浮上した。
パク・ミンジは「(ロッテオープンを)欠場した間は練習より休息を多く取った。美味しいものを食べに行ったり、たくさん寝たりとリフレッシュした」とし、「1週間の休息がある意味“漢方薬”になったようだ」と、十分な休息が優勝につながったと明かした。
続けて、今シーズンすでに4勝目を挙げたことについては「これまでと大きく変えたことは何もない。ただ、プロデビュー時から今までひたすら努力し続けたことしかない」と強調。周囲の期待を多少プレッシャーに感じつつも、「このプレッシャーを楽しみたい。適度なプレッシャーはかえってツアー生活にプラスになるはず」と語った。
また、「プロ5年間で8勝を挙げているが、まだメジャー大会での優勝がないのが残念だ」と話すパク・ミンジは、「今月17日から行われる“韓国女子オープン”で優勝できればこの上なく良いだろう。でも、欲は出しすぎないようにする」と笑顔で意気込んだ。
最後にパク・ミンジは、「今まで稼いだ賞金は、私のために青春を捧げた両親の幸せな老後のために使おうと思い、少しずつ集めている」と賞金の使い道を明かした。
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