U-24ガーナ代表率いるサミュエル・クワシ・ファビン監督が、U-24韓国代表との対戦を控え“素直な告白”をした。
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U-24韓国代表とU-24ガーナ代表は6月12日と15日の2度にわたり、済州島(チェジュド)の済州ワールドカップ競技場で国際親善試合を行う。
ガーナは去る5日にU-24日本代表に0-6で敗れた後、10日午後に韓国入り。ソウルの隔離施設で受けた新型コロナウイルス感染症検査で陰性と診断され、すでに試合開催地の済州島に移動している。
ファビン監督は11日、オンラインで行われた前日記者会見に出席。「昨日(10日)ソウルに到着して新型コロナ検査を受け、全員が陰性と診断された。選手たちが疲れているのは事実だ」と、移動による体力面への負担を吐露した。
日本戦での大敗は韓国でも広く報じられている。「実際、日本相手に準備がうまくできていなかった」というファビン監督は、「韓国との試合を前に十分休息をとった。韓国が望むパフォーマンスを見せられるはずだ」と強調した。
また、「日本と韓国は似たような試合をする」と日韓両国のサッカーについて自身の見解を明かすと、「隔離施設でKリーグの試合を3~4試合チェックした。韓国の選手がどのようにプレーするかを確認した」と、韓国戦に向けて準備を進めていることを述べた。
記者会見のさなか、取材陣からは「イ・ガンインなど、U-24韓国代表で知っている選手はいるか」という質問も飛んだ。
すると、ファビン監督は「正直、ソン・フンミン以外は知らない」と発言。「私はソン・フンミンが大好きだ。(韓国には)素晴らしい選手がたくさんいるが、私が知っているのはソン・フンミンだけ」と素直に告白した。
もっとも、ソン・フンミンはオーバーエイジ枠候補に挙げられているとはいえ、現在はA代表で2022年カタールW杯アジア2次予選を戦っており、U-24韓国代表には合流していない。
最後に、ファビン監督は「我々は東京五輪に出場できない。今は2023年のアフリカ競技大会と次のオリンピックに出場できるチーム作りをしている」と、現在のガーナが準備段階にあることを伝えた。
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