菊池雄星と“日韓対決”へ、有原航平離脱のレンジャーズ先発ヤン・ヒョンジョンにかかる期待

2021年05月28日 スポーツ一般 #MLB #野球

米メジャーリーグ、テキサス・レンジャーズ所属のヤン・ヒョンジョンが、メジャーデビュー後初勝利を狙う。

テキサス・レンジャーズは5月27日(日本時間)、31日に行われるシアトル・マリナーズ戦にヤン・ヒョンジョンが先発登板すると予告した。今回の登板はヤン・ヒョンジョンがメジャーリーグにデビューして以来4度目の先発だ。直前26日のロサンゼルス・エンゼルス戦で見せた不甲斐ない姿を挽回するチャンスが早くも訪れた。

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ヤン・ヒョンジョンは26日のエンゼルス戦に先発登板したが、3.1イニングで本塁打2本を含む5被安打、3与四球、2奪三振、7失点(自責点7)と大崩れする結果に。この試合レンジャーズはエンゼルスに5-11で敗北している。

ヤン・ヒョンジョンはエンゼルス戦で2敗目を喫し、3点台を維持していた防御率も5.47まで上昇している。20日のヤンキース戦では5.1回を2失点と好投していたが、好調を維持できず不安定さが露呈する結果となった。

レンジャーズのヤン・ヒョンジョン

勝利できれば史上7人目に

4日間の休息を挟んで先発のマウンドに立つヤン・ヒョンジョンにとって、今回の登板は非常に重要なものとなる。

レンジャーズのブルペンは現在、目下炎上中だ。先発陣の一角である有原航平が右肩の動脈瘤修復手術で離脱したことに加え、26日にはカイル・ギブソンも右股関節痛で10日間の負傷者リストに載った。主力先発投手が2人も離脱したことで、ヤン・ヒョンジョンが先発登板する機会も増え、先発ローテーションに定着できる可能性も出てきた。

同日のマリナーズ戦で、もう1つの関心事は“日韓対決”だ。ヤン・ヒョンジョンと先発で投げ合うマリナーズ先発投手は元西武ライオンズの菊池雄星だ。

マリナーズでメジャー3年目を過ごす菊池は、今シーズン現在まで2勝3敗、防御率4.02を記録している。メジャーリーグでの日韓先発対決は、2014年8月のリュ・ヒョンジン(当時ロサンゼルス・ドジャース、現トロント・ブルージェイズ)と、和田毅(当時シカゴ・カブス、現福岡ソフトバンクホークス)の対戦以来7年ぶりだ。

ブルージェイズのリュ・ヒョンジン

これまでメジャーでの日韓選抜対決は計9回行われているおり、韓国人投手が6勝1敗と結果となっている。最後に勝利した投手は2006年当時コロラド・ロッキーズに所属していたキム・ビョンヒョンで、同年8月3日に行われたミルウォーキー・ブルワーズ戦で大家友和と対戦し、8イニング1失点で圧勝を収めた。

31日の試合でヤン・ヒョンジョンが好投できれば、今シーズン先発初勝利とともに7人目の“日韓戦勝利投手”となる。

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