韓国で深刻なPM2.5による大気汚染。Kリーグは中止できてもACLは難しい理由

2019年03月07日 サッカー #ACL #Kリーグ

「北京より悪いかも?」

今季から中国スーパーリーグの北京国安に移籍した韓国代表DFキム・ミンジェは3月5日、ACLグループリーグG組第1戦の前日、全州(チョンジュ)W杯競技場で行われた練習を控えて、そんな感想を口にした。

試合が行われた3月6日午後、全州の微細ホコリ指数は138μg/m3、超微細粉塵(PM2.5)は104μg/m3で、いずれも「非常に悪い」を記録した。

同じ時間、中国・北京の微細ホコリ指数は25マイクログラムで「良い」だった。

韓国の大気汚染の深刻さを感じることができる数値だ。PM2.5は呼吸器と心血管疾患を誘発する有害物質であるため、韓国で警戒心が深まっている。 

(参考記事:「Kリーグ勢のACLは16強で終わる」との予想も。韓国のサッカー解説委員が辛口な理由

韓国プロサッカー連盟は昨年4月、PM2.5の数値によってKリーグの試合を開催するかどうかを決める規定を新設した。

PM2.5は深刻だ

試合監督官は29条3項に従い、試合開催3時間前から試合終了まで開催地域のPM2.5や黄砂などによって警報が発令されたり、警報(微細粉塵300μg/m3·超微細粉塵150μg/m3)を超過した場合、試合の中止または延期したりすることができる。選手と観衆の保護のために掲げた結果だ。

ところが、ACL規定は異なる。

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