U-24韓国代表、国内合宿でKリーグチームを“3戦11発”で圧倒! 東京五輪へ向け順調な歩み

キム・ハクボム監督率いるU-24韓国代表が、東京五輪に向けて順調に準備を進めている。

U-24韓国代表は3月22日から30日まで、慶尚北道(キョンサンブクト)の慶州(キョンジュ)で招集トレーニングを実施した。

同期間には大邱(テグ)FC、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)、浦項(ポハン)スティーラースなどKリーグ1(1部)のチームと練習試合を行い、選手たちに実戦感覚を身につけた。

結果は上々だった。U-24韓国代表は大邱FCを3-1、蔚山現代を4-0で下すと、浦項を迎えた最終戦でも4-0の完勝を収めた。3試合で11ゴールの猛攻を見せた一方、わずか2失点に抑える堅守も披露した。プロチームが100%の戦力を送り出したわけではないにせよ、収穫のある戦いぶりだった。

(写真提供=韓国サッカー協会)U-24韓国代表

U-24韓国代表は今年1月の招集トレーニングでも、プロチーム相手に優れたパフォーマンスを証明していた。当時は浦項に2-1、城南(ソンナム)FCに4-0、水原(スウォン)FCに2-1、大田(テジョン)ハナシチズンに6-1と4連勝に成功。いずれも練習試合だったとはいえ、Kリーグ1のチームに7戦全勝を記録した点は気分の良い結果だろう。

ただ、実際には結果よりも各選手のパフォーマンスを確認することが重要だ。今回は初招集のFWオム・ジソン(18、光州FC)が3試合すべてでゴールを決める活躍を見せ、既存のフォワード陣を緊張させた。

キム監督も「最も大きな収穫は“常時競争体制”が整ったことだ」とし、「どの選手も安心できない競争体制に入ったことが良くなった」と満足感を示した。

(写真提供=韓国サッカー協会)オム・ジソン

本大会は「どこもハードな組み合わせになる」

4~5月には招集が行われないため、今回の招集が事実上最後のテストとなる。オリンピック直前の6月エントリーに入る競争は激しくなった。

オリンピックの登録メンバーは18人と定められている。キム監督は“幸せな悩み”を通じてエントリーを決める見通しだ。

キム監督は「70%程度は輪郭が固まり、残りの30%はどう埋めようか悩まなければならない。組み合わせ抽選が決まった後、我々が対戦するチームによって(構成を)変える可能性がある」と述べた。

(写真提供=韓国サッカー協会)キム・ハクボム監督

韓国はオリンピック組み合わせ抽選を前に“ポット1”に入った。開催国の日本のほか、ブラジル、アルゼンチンとはグループステージで対戦しない。

ただ、キム監督は「大きな意味はない。どのみち、大陸別の配置でほかのポットの強豪国が入ってくるだろう。どのグループが楽とは言い難い。どこもハードな組み合わせになるのではないか」とし、本大会では厳しい戦いが待ち受けていることを予想した。

【動画】“日韓戦”完敗の韓国代表、悲痛な帰国現場

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