来る3月25日に日韓戦を控え、日本代表内で新型コロナの陽性者が出たという。
日本サッカー協会は3月23日、サッカー日本代表チームの斉藤俊秀コーチがPCR検査で陽性判定を受けたと発表した。25日の日韓戦を控えてPCR検査を受けた斎藤コーチは、感染が確認されるとチームから離脱し、隔離されたという。
チーム内部から感染者が出たにもかかわらず、試合は正常に行うというのが日本の立場だ。
韓国の聯合ニュースは共同通信の報道を引用し、「日本サッカー協会は斉藤コーチとの濃厚接触者はいなかった」と伝え、今回の日韓戦開催は変更しないというニュースを報じた。
問題は、チームで重要な役割を果たすコーチと密接な接触者がいないという主張に説得力がないという点だ。
斎藤コーチは事実上のナンバー2で、森保一監督と密接なコミュニケーションを取っているはずだ。日本代表も今週から選手を招集して試合に向けて準備しているが、濃厚接触しなかったというのは常識的に納得し難い。
しかも新型コロナは2週間の潜伏期間があり、検査直後に陰性判定を受けても後に陽性反応を見せることも珍しくない。事実、韓国代表のチュ・セジョン(ガンバ大阪)がこの過程を経ており、代表から外されることとなった。
韓国から見ると日本は新型コロナにおいて危険国という認識が少なくない。PCR検査の実施数が韓国と比べて少ない上、直近1週間で一日の平均感染者数が1300人余りに達しているという。
このような感染状況と、日本代表の内部から感染者が出たにもかかわらず、選手たちは2日後の試合に出なければならない。そして日本サッカー協会は1万人余りの観衆入場を許容しているという。
様々な面で韓国代表にとっては喜ばしくない話だ。
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