申ジエやペ・ソンウも!韓国女子ツアーで“ノーボギー優勝”を達成した選手は?

2021年03月23日 ゴルフ #韓国女子ツアー

大会を通じて乱れることなく安定したショットを続けたことで得られる“ノーボギー優勝”というタイトルは、ゴルファーであれば一度は達成したい記録の一つだろう。

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2000年以降の韓国女子ツアーにおいて、ノーボギー優勝を達成したのはわずかに9人。このことからも、ノーボギーでの優勝が決して容易ではないことがわかるが、その中には日本でも名の知られた選手がいることをご存じだろうか。

今回は、過去に韓国女子ツアーでノーボギー優勝を経験したことのある選手9人を紹介しよう。

ペ・ソンウは驚異的な強さでノーボギー優勝達成!

2000年以降でノーボギー優勝を始めて達成したのはジョン・ミジョン(38)。彼女は2003年6月末の「第5回パラダイス女子インビテーショナルゴルフ大会」でノーボギーの129打(68-61)を記録し、優勝を果たした。

当時は最終ラウンドが暴雨のため中止となり、その前日までの成績で優勝者が決まっていた。それでもジョン・ミジョンが第2ラウンドに挙げた成績は目覚ましく、同ラウンドでは前半9ホールだけで5バーディを決めると、後半には1イーグルと4バーディと計11アンダーの61打を記録し、9位タイから一気に首位へと躍り出た。

ジョン・ミジョン以降はしばらくノーボギー優勝者が誕生しなかったが、5年後の2008年に申ジエ(32)が続いた。申ジエは同年4月、「2008ウリ投資証券レディースチャンピオンシップ」でノーボギー・1イーグル・11バーディの通算13アンダーを記録し、見事優勝していた。

(写真提供=KLPGA)申ジエ

申ジエからバトンを受け取ったのはホン・ラン(34)だ。ホン・ランは2010年6月の「S-OIL CHAMPIONS INVITATIONAL」において、強風で最終ラウンドが中止されるほどに厳しい天候下での戦いを強いられたが、それでもノーボギーを記録し、優勝トロフィーを掲げることに成功した。

ホン・ラン以降は6年間、ノーボギー優勝者が現れなかったが、ペ・ソンウ(27)とパク・ソンヒョン(27)がその流れを断ち切った。

ペ・ソンウは2016年5月の「E1チャリティーオープン」を20バーディで優勝すると、パク・ソンヒョンは同年8月の「済州三多水マスターズ」を18バーディで制した。2人はいずれの大会もワイヤー・トゥ・ワイヤーで優勝する驚異的な強さを発揮した。

(写真提供=KLPGA)ペ・ソンウ

翌2017年にはキム・ソンヨン(24)が10月の「SKピンクス・ソウル経済レディースクラシック」で、チ・ハンソル(24)が最終戦である11月の「ADTキャップス・チャンピオンシップ2017」でノーボギー優勝を達成した。

2018年唯一のノーボギー優勝は同年6月の「第12回S-OILチャンピオンシップ」を制したイ・スンヒョン(29)のみ。

2019年は、台風の影響で最終ラウンドが中止となった「第9回KG・イーデイリーレディースオープンwith KFC」で、第2ラウンド時点で首位だったパク・ソジン(21)が生涯初優勝をノーボギーで成し遂げた。

(写真提供=KLPGA)

一方、韓国女子ツアーにおいて72ホールノーボギーの優勝者はまだいない。

2021シーズンの韓国女子ツアーでは16大会が72ホールで行われるが、初の“72ホールノーボギー優勝”を達成する選手は登場するのだろうか。

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