渦中のキ・ソンヨンが2試合連続の決勝弾!「僕はプロ選手。どんな状況でも…」【一問一答】

2021年03月18日 サッカー #Kリーグ

元サッカー韓国代表MFキ・ソンヨン(32、FCソウル)が、ピッチ外の雑音を払いのけるかのような2試合連続決勝ゴールを決めた。

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キ・ソンヨンは、3月17日にホームのソウルワールドカップ競技場で行われたKリーグ1(1部)第5節の光州(クァンジュ)FC戦で、1-1で迎えた後半38分に左足で決勝ゴールを決め、チームを2-1の勝利に導いた。

前節の仁川(インチョン)ユナイテッド戦に続く2試合連続ゴールだ。試合前日には自身に浮上した疑惑に関する報道番組も放送されたキ・ソンヨンだが、キャプテンとしてチームの勝利に再び貢献してみせた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キ・ソンヨン

キ・ソンヨンは試合後、「僕はプロ選手だ。どんな状況でもピッチ上で揺れ動いてはならない。特に今のような場合は、もっと精神的に集中しようとしている。あのようなことで揺れてもただの言い訳に過ぎない」とし、「ピッチ上で最善を尽くし、良い姿を見せることが僕の果たすべき役割だ」と気丈に話した。

「ファンの目の前で得点できて感動」

以下、キ・ソンヨンとの一問一答。

―2試合連続の決勝ゴールだ。試合の感想は?

仁川戦の勝利後、自分たちがレベルアップできるチャンスを逃してはならないと選手内で話していた。ホームのファンの前でより良いサッカー、勝つサッカーを見せるために努力した。結果的に勝利したし、内容も良かったのでとても満足している。

―とても感覚的な決勝ゴールだったが。

今日は監督から攻撃的な役割を与えられた。僕自身コンディションも良くなっていて、攻撃にも自信があった。ペナルティエリア前でチャンスを狙おうと積極的に前線に上がった。

ゴールシーンでは、ボールを持った瞬間に(ゴールの)角が見えた。そして、(テンポを合わせて)右足ではなく左足でシュートした。僕はゴールをたくさん決める選手ではないけど、自信があったから果敢に狙った。今シーズンはチャンスがあればもっと多くのゴールとアシストを記録したい。

―2009年3月以来、12年ぶりの2試合連続ゴールだが。

こうしてゴールを決めることができたら、自分としても自信を持てるのも事実だ。

―得点後のセレモニーで、観客席に向かって何か話していたが。

ソウルに戻ってきて初めてゴールを決めた。今日は多くのファンが会場に来てくれたが、目の前で得点できて感動的で嬉しい。本当に幸せだった。

―最近ではピッチの外の騒動でストレスを受けたり、試合に集中できないこともあったりすると思うが、どのようにコントロールしているのか。

僕はプロ選手だ。どんな状況でもピッチ上で揺れ動いてはならない。特に今のような場合は、もっと精神的に集中しようとしている。あのようなことで揺れてもただの言い訳に過ぎない。ピッチ上で最善を尽くし、良い姿を見せることが僕の果たすべき役割だ。ピッチに立てば楽しいし、それもファンの目の前となればもっと嬉しい。こうしたことがモチベーションにつながる。

―(水原三星ブルーウィングスとのダービーである)スーパーマッチを次節に控えている。水原三星も今日の試合で浦項スティーラースに3-0で大勝した。

昨シーズン途中にパク・ゴナ監督が就任して以降、水原三星は良いチームに生まれ変わっている。個人的にパク監督とも親交があり、仲の良い方の一人だ。もちろん、アウェーで行われるスーパーマッチなのだから簡単な試合とはならないだろう。だが、我々も今日勝てたのだから、選手たちは自信をもって試合に臨めそうだ。(国際Aマッチ期間による)休息期間前の最後の試合であるため、勝ち点を確保できれば、今後もっと余裕をもって試合に備えられるだろう。

―過去のスーパーマッチに良い思い出があると思うが、最近では(両チームの低迷もあって)スーパーマッチの熱気が冷めている。

今シーズンはここまでソウルと水原三星が上位圏にいる。昨シーズンとは大きく変わった。もちろん、新型コロナウイルス感染症の影響でファンが熱狂的に応援できない雰囲気は惜しい。それでも、ソウルと水原三星はストーリーが多く、熾烈な勝負を繰り広げてきた。個人的にも期待したい試合だ。

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