韓国シリーズ第1戦、NCダイノスが制す…“恐怖の8番打者”の一発が試合を決めた

NCダイノスが優勝確率75%となる韓国シリーズの第1戦を制した。

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NCダイノスは11月17日、高尺(コチョク)スカイドームで行われた韓国シリーズ第 1戦で斗山ベアーズを5-3で下した。2016年の初の韓国シリーズで、斗山ベアーズに4連敗の屈辱を味わったNCダイノスだが、見事に初戦を制した。

歴代韓国シリーズ第 1戦の勝利チームの優勝確率は、75%(36回中27回)に上る。幸先の良いスタートだ。

韓国シリーズ第1戦を制したNCダイノス

“恐怖の8番打者”が試合を決めた

NCダイノスが第1戦で勝利を飾った最大の要因は、“恐怖の8番打者”アーロン・アルテールだった。彼は1-0でリードした4回裏1死1、3塁の場面で、斗山ベアーズを突き放すスリーランを放った。相手先発ラウル・アルカンタラのフォークボールを攻略したアーチだった。

アーロン・アルテールは今シーズン、打率0.325で8番打者としてはリーグ最高の打率を残した。データ野球を重視するNCダイノスのイ・ドンウク監督は、韓国シリーズでもアルテールを下位打線に配置した。アルテールはこの本塁打によって、韓国シリーズ第1戦のデイリーMVPに選出。1回裏のタイムリーを含め、この日4打数4安打と爆発したナ・ソンボムを押さえての選出だった。

4回裏にスリーランを放ったアーロン・アルテール

この日、斗山ベアーズの先発ラウル・アルカンタラは1回裏に1失点したが、KBOリーグ唯一の20勝投手らしくNCダイノス打線を抑えていた。しかし4回裏に訪れたピンチを乗り越えることができなかった。4回に入ってデッドボールを2度も許し、異常の兆候を見せ、1死1、2塁のピンチでフルカウントから投げた甘めのフォークボールをアルテールに捕らえられ、4-0となった。

斗山ベアーズの先発ラウル・アルカンタラ

ただ斗山ベアーズはあきらめなかった。0-4でリードされた5回表1死2、3塁のチャンスを作ると、相手のエラーで1点を返す。さらに6回表にもパク・セヒョクのタイムリーなどで2点を返し、3-4と1点差に迫った。

しかし反撃もここまで。5回まで1失点の好投を続けていた先発ドリュー・ルチンスキーが6回途中で降板すると、NCダイノスはキム・ジンソン、イム・ジョンホ、ホン・ソンミン、イム・チャンミン、ウォン・ジョンヒョンを相次いで投入。打線が8回裏に1点を追加し、リリーフ陣が7、8、9回を0点に抑えてNCダイノスが第1戦を制した。

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