元コンサドーレ札幌のク・ソンユン(26)や、日本人選手の西翼(30)らが所属するKリーグの大邱FCが、今季監督代行を務めていたイ・ビョングン氏(47)の監督就任を11月6日に発表した。来シーズンから正式に指揮を取ることとなる。
大邱FCは2017年からチームを率いていたアンドレ監督と契約延長の条件が折り合わず、決別することとなった。その後、当時ヘッドコーチだったイ氏主導のもと、1月に中国でのキャンプを行っていたが、新型コロナが中国全土に広がりつつあった1月下旬に急遽帰国することとなった。
また大邱は、韓国で最も多くの感染者を出している地域で、選手たちは1カ月以上も外部と距離を置きながら、大邱FCのクラブハウスでの合宿生活を送っていた。
その後も新型コロナの影響でプロチームはおろか、大学生チームともプレシーズンマッチを満足に行えず、実戦感覚が不足している状態でシーズン開幕を迎えることとなった。
イ監督代行はそんな難しいチーム状況のなか、安定した戦いを見せた。10勝8分9敗(勝ち点38)の5位でフィニッシュし、大邱FCを2年連続ファイナルA(上位6チーム)に導いた。5位でフィニッシュしたことにより、来シーズンのアジア・チャンピオンズリーグ(AFC)の参加権も得た。
イ監督は「今シーズンの不足点を補完し、来シーズンにはより良い姿をお見せできるよう努力する」と抱負を語った。
クラブは今後、来シーズンに向けてコーチの人事改編と戦力整備を行う予定だ。
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