流動的であるとはいえ、中止はまだ確定していない。東京五輪出場を夢見る選手たちは、とにかく出場権を確保して推移を見守ることが望ましい。
韓国の“ゴルフ女帝”パク・インビ(32)もその一人だ。
パク・インビは、8月25日(日本時間)に発表された世界ランキングで8位に浮上した。1位コ・ジンヨン(25)、3位パク・ソンヒョン(26)、6位キム・セヨン(27)に次ぎ、韓国勢では4番目に該当する順位だ。
一国内に世界ランキング15位以内の選手が複数いた場合、上位4人にオリンピック出場権が与えられる。
去る18日発表時点では10位キム・ヒョージュ(25)、11位イ・ジョンウン6(24)に次いで6番目だったパク・インビは、20日から23日にかけて行われた米国女子ツアー「AIG全英女子オープン」で4位にランクイン。
2月の「ISPS HANDA オーストラリア女子オープン」で優勝して以来となる6カ月ぶりの復帰戦で、見事好調ぶりを見せつけた。
パク・インビはスコットランドからアメリカに移動し、次戦の「ウォルマート NW アーカンソー選手権」(8月28~30日、賞金総額230万ドル)に臨む。仮にパク・インビが同大会で優勝できれば、「ISPS HANDA オーストラリア女子オープン」に次ぐシーズン2勝目となる。なお、今シーズンの米国女子ツアーで2勝している選手はリディア・コ(23)のみだ。
また、同大会はキム・セヨンも復帰戦でもある。彼女もこれ以上世界ランキングを落とせないからこそ、最善を尽くすものと期待されている。
韓国女子ツアーで6大会に出場し、3度のトップ10入りをするなど実戦感覚も整えたキム・セヨンは、自主隔離期間などを考慮し、去る11日にアメリカに戻っている。
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