“故チェ・スクヒョン事件”の真相究明を再度強調した文化体育観光部「厳重に処理する」

2020年07月16日 スポーツ一般

「スポーツ選手が運動に集中できる環境を作ることが、福祉の第一歩だと思う。福祉は人権が保障されている環境のなかで、実現可能なものだからだ」

韓国文化体育観光部チェ・ユンヒ2次官が、“故チェ・スクヒョン事件”を厳重に処理するという意味を今一度明らかにした。

【注目】韓国スポーツ界の闇…“故チェ・スクヒョン事件”とは

チェ次官は7月15日、国会議員会館・第2小会議室で開催された「体育人福祉法制定のための公聴会」に参加し、再発防止を約束した。

元トライアスロン韓国代表のチェ・スクヒョン選手は去る6月26日、所属チームの監督や先輩選手からの暴行や嫌がらせを苦に、この世を去った。

チェ次官は「今年は韓国体育100周年を迎える意味深い年だ。100年間のスポーツは、韓国を世界に知らせるテコの役割を果たし、国民をひとつに集める求心点の役割をした。最近では、健康で幸せな余暇としてスポーツが利用されている」と話した。

(写真提供=韓国文化体育観光部)チェ・ユンヒ2次官

続いて「最近起きた悲劇的な事態は、韓国スポーツ界が見た目は大きくなったが、内面は変わっていなかったことを如実に示す事件」と規定した。それとともに「チェ・スクヒョン選手の父親を訪ね、原因を徹底的に究明し、無寛容の原則で選手が再び犠牲になることがないようにしたい」と強調した。

韓国文化体育観光部は、体育人の人権保護のために“スポーツ倫理センター”を8月に発足する予定だ。

チェ次官は「故チェ・スクヒョン事件の究明過程に誰がどんな過ちを犯したのか、責任は誰にあるのかを厳重に処理する」とし、「スポーツ界の人権侵害の実態を全数調査する。スポーツ倫理センターを中心に人権を保護できるシステムが作動するように努力する」と強調した。

彼女は「福祉は、人権が保障されている環境のなかで実現することができる。選手がスポーツに集中できる環境を作ることが、福祉の第一歩だと思う。体育人福祉法制定公聴会を通じて、体育人が進むべき方向と道を開くために力を貸してほしい。政府も最善を尽くしたい」と述べた。

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