ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に挑む野球韓国代表の待遇を巡ってちょっとした論争が起きている。
代表チームが一次キャンプ地サイパンへ向かうにあたり、これまでとは異なる航空便を選択したことが注目を集めている。今回代表チームが利用したのは、いわゆる大手航空会社ではなく、低価格航空会社(LCC)だったのだ。
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韓国代表チームは1月9日、仁川(インチョン)国際空港を通じてサイパンへ出国した。1月21日まで続く今回のキャンプは、3月に日本で開催される本大会を前に、選手たちが初めて本格的に呼吸を合わせる重要な場となる。チームの骨格を固める意味でも、極めて大切な時間である。
これまで代表チームは、大韓航空やアシアナ航空といったナショナルフラッグを利用するケースがほとんどであった。ビジネスクラスでなくとも、大手航空会社の利用が“代表チームの定番”と受け止められてきた経緯がある。そのため、今回LCCを利用したことに対し、「なぜ低価格航空会社なのか」という疑問の声が上がっているのだ。
しかし、これは選択の問題ではなかった。現在、仁川―サイパン路線を運航している航空会社は、チェジュ航空とティーウェイ航空の2社のみであり、大韓航空およびアシアナ航空は同路線を運航していない。
KBO関係者は「大韓航空とアシアナ航空はサイパンに就航していない。複数のスケジュールや移動動線を総合的に検討した結果、午前10時に出発するチェジュ航空を代表チームの航空便として決定した」と説明している。
出発時間も重要な判断材料であった。チェジュ航空は午前便、ティーウェイ航空は夜便であり、代表チームとしては午前中に出発し、現地到着後に軽く体を動かし、翌日からすぐに練習に入れるスケジュールの方が効率的だった。
飛行時間は約4時間と比較的短く、過去のアメリカ・キャンプと比べても移動の負担は小さい。サービス面の違いはあるものの、代表チームの全体日程に支障をきたす距離ではないという判断である。
一方、チェジュ航空側も代表チームの移動を担うことに意義を見出している。同社関係者は「代表チームに選んでもらえたことに感謝している。選手たちが快適に移動できるよう、今後も細やかに配慮していきたい」とコメントした。
LCC利用という一見意外な選択の裏には、現実的かつ合理的な判断があったと言えそうだ。
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