ポストシーズン出場2試合・打席0のキム・ヘソン、それでも大谷翔平と同額の“優勝ボーナス”7500万円

2025年12月19日 スポーツ一般 #MLB

まさに、小さな舞台の主役になるより、王者の一員になる道を選んだ結果だ。

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ロサンゼルス・ドジャースのキム・ヘソンが、ポストシーズンで2試合の途中出場にとどまったにもかかわらず、7500万円を超える優勝ボーナスを受け取ることになった。

アメリカの複数メディアによると、2025シーズンのメジャーリーグ・ポストシーズン配当金は総額1億2820万ドル(約200億円)で、過去最高額を記録した前年の1億2910万ドルから約0.7%減少した。

ポストシーズン配当金は、4段階にわたるポストシーズン各試合で保証された試合数の入場収益を基準に算出される。単一球場で行われるワイルドカードシリーズは、遠征チームの移動費を除いた第1、2戦の入場収益の60%、ディビジョンシリーズは第1~3戦の60%、チャンピオンシップシリーズは第1~4戦、ワールドシリーズも同じく第1~4戦の入場収益の60%を合算する仕組みだ。

ワールドシリーズ優勝チームのドジャースには全体配当金の36%、準優勝のトロント・ブルージェイズには24%が配分される。これにより、ドジャースには4610万ドルが割り当てられ、選手82人がそれぞれ48万4758ドル(約7543万円)のボーナスを受け取る。

キム・ヘソン
(写真提供=OSEN)キム・ヘソン

現地メディアによると、6月1日からシーズン終了時点までチームに所属していた、または故障者リストに登録されていた選手はボーナスを受け取ることができる。それ以外の選手については、レギュラーシーズン終了前に行われる選手団の投票によって、全額または一部支給が決まる。

今季メジャーリーグに進出し、5月4日にビッグリーグ・デビューを果たしたキム・ヘソンも、48万4758ドルを満額受け取る喜びを味わった。

キム・ヘソンはプラトーンシステムの中で出場機会が限られていたが、打撃・守備・走塁のすべてで持ち前の躍動感あふれるプレーを見せ、チームに活力をもたらした。71試合に出場し、打率2割8分(161打数45安打)、3本塁打、17打点、19得点、13盗塁、OPS.699というまずまずの成績で、デビューイヤーを終えた。

代走や守備固めとしての価値を認められたキム・ヘソンは、ポストシーズンを通して生き残った。シンシナティ・レッズとのナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ(2試合)を皮切りに、フィラデルフィア・フィリーズとのディビジョンシリーズ(4試合)、ミルウォーキー・ブルワーズとのチャンピオンシップシリーズ(4試合)を経て、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズのエントリー入りまで果たした。

バックアップ要員であるキム・ヘソンは、ドジャースのポストシーズン17試合すべてで先発から外れ、出場はわずか2試合にとどまった。

出場機会は限られていたが、そのインパクトは鮮烈だった。ディビジョンシリーズ第4戦の延長11回に代走として出場し、チームのチャンピオンシップシリーズ進出を決定づける決勝のホームを踏んだほか、ワールドシリーズ最終第7戦でも11回に守備固めとして登場し、優勝の瞬間をチームとともに分かち合った。

(記事提供=OSEN)

◇キム・ヘソン プロフィール

1999年1月27日生まれ。韓国・京畿道出身。身長178cm。韓国のプロ野球選手。ロサンゼルス・ドジャース所属。高校卒業後の2017年にネクセン・ヒーローズ(現キウム・ヒーローズ)でプロデビューし、2021~2024年の4年連続でゴールデングラブ賞を受賞。2025年1月3日、ドジャースと3年総額1250万ドルで契約した。韓国代表では2021年東京五輪、2023年WBC、2023年杭州アジア大会、2023年アジアプロ野球チャンピオンシップなどに出場。登場曲は自身の名前「ヘソン」にちなんで、アニメ『BLEACH』のエンディング曲で知られる歌手ユンナの人気曲『ほうき星』韓国語版の『ヘソン(彗星)』。

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