KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)ツアーで珍しい光景が繰り広げられた。優勝者が記者たちの前で豪華なご馳走を食べるという優勝セレモニーだ。
【写真】韓国女子ゴルファー、スイムウェア姿の寝そべりSHOT
10月12日、京畿道(キョンギド)・龍仁(ヨンイン)の88カントリークラブ(パー72・6748ヤード)で行われたKLPGAツアー「K-FOODノルブ・ファミマスターズ」(賞金総額12億ウォン)の最終ラウンドが行われ、ホン・ジョンミンが優勝トロフィーを掲げた。
ホン・ジョンミンは5月の「クリスF&C 第47回KLPGA選手権」で“メジャークイーン”としての存在感を示し、8月の「メディヒール・韓国日報チャンピオンシップ」に続き、「ノルブ・ファミマスターズ」でも優勝してワイヤ・トゥ・ワイヤーで制覇。今季3勝目を挙げた。さらに、本大会は新設大会であったため、“初代チャンピオン”の栄誉も手にした。
今大会は、「K-FOOD」の世界化を掲げるフランチャイズ企業ノルブと、食品原材料メーカーのファミがKLPGAと提携して誕生したもの。
主催側は、選手と観客が“韓国的な美食とスポーツ”を共に楽しめる新しい体験の場を提供するという趣旨で、さまざまなイベントやプログラムを実施。チケット購入者全員にファミ特製の調味料セットがプレゼントされたり、ギャラリープラザではノルブが手がけるトッポッキ、チキン、ポッサム(ゆで豚)など多彩なフードが提供された。
特に15番ホールは「ノルブ・シグネチャーホール」として設定され、最終日には出場選手にポッサムが提供されるという、この大会ならではの特別演出が行われた。
また優勝の副賞として韓国料理版の懐石料理ともいえる“ハンサン・チャリム”が用意された。直訳すると「一膳の料理(食卓の構成)」を指し、主食(ご飯やスープ)に複数の副菜(おかず)を並べて出す、韓国の伝統的な食事形式を表す言葉である。「フルコースの韓国料理の膳立て」と考えればいいだろう。
その言葉通り、実に豪華な“ハンサン・チャリム”だった。
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