2024年パリ五輪まで男子バレー日本代表を率い、現在は韓国Vリーグで指揮を執るフィリップ・ブラン監督が驚異の成績を残している。
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ブラン監督が率いる現代キャピタル・スカイウォーカーズは現在、2024-2025シーズンの韓国プロバレーVリーグ男子部で首位独走中だ。
昨年11月28日のOK貯蓄銀行・ウトメン戦から現在まで16連勝を記録しており、実に2カ月以上も黒星がない。
韓国Vリーグ男子部は全7チームが6回総当たりする6ラウンド制となっているが、そのうち現代キャピタルは第3~4ラウンドで全勝。25試合消化時点で23勝2敗の勝ち点67とし、2位の大韓航空ジャンボス(16勝9敗、勝ち点49)と18ポイント差を広げている。
異変がない限りレギュラーラウンド優勝は確実と予想されているが、注目すべき点はほかにある。
それは「記録更新」だ。現代キャピタルは2015-2016シーズンに18連勝をマークし、Vリーグ男女部合わせて史上最多となる連勝記録を保有している。この自チームの連勝記録タイに並ぶまで、あと2勝を残しているわけだ。
また、レギュラーラウンド優勝が確定するタイミングにも注目が集まる。
歴代の韓国Vリーグ男子部において、レギュラーラウンド優勝を最も早く確定したチームは2012-2013シーズンのサムスン火災ブルーファングスだ。6チーム30試合制で行われた当時、5試合を残した2013年2月23日に優勝を確定した。次点は、7チーム36試合制の2017-2018シーズンに4試合を残してレギュラーラウンドを制した現代キャピタルだ。
現代キャピタルがどれだけ連勝を続けられるか、あるいは2位の大韓航空が第5ラウンドでどんな結果を残すかによって、レギュラーラウンド優勝の確定時期は変動する。
現代キャピタルが優勝すれば、2017-2018シーズン以来7季ぶりのレギュラーラウンド制覇となる。これとともに、レギュラーラウンドの優勝回数を通算6回に増やす。
現時点でレギュラーラウンドは残り11試合。現代キャピタルは次戦、2月5日に敵地の慶旼(キョンミン)大学体育館でKB損害保険スターズと対戦する。
(記事提供=OSEN)
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