フェンシングの女子エペ韓国代表で、小規模ではあるが新型コロナウイルス感染症の集団感染疑惑が浮上した。すでに3人の感染が確認されており、韓国フェンシング協会には緊張が走っている。
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まず、ハンガリーのブダペストで行われたグランプリ(GP)大会を終えて帰国した代表メンバーAが、3月18日に新型コロナ感染と診断された。
Aは、ハンガリー滞在中の3月13日からのどの痛みなどの症状が現れていた。鎮川国家代表選手村への入所を前に、新型コロナ検査確認書の発行を受けるために診療所を訪れたところ、感染が確認された。
代表チームはブダペストで同じバスで移動し、男女各代表選手やスタッフ陣など約20人が同じ宿泊地を利用した。ここには男子サーブル代表もおり、総勢30人程度の人間が直接・間接的な接触者と分類された。
Aは年齢も若く、無症状だ。新型コロナは、若く健康な無症状の感染者が最も大きな感染力を持つと知られている。
Aの感染が伝えられた後、南陽州に居住する代表メンバーB(35)も感染が確認された。同日、忠清南道の泰安に旅行に訪れていた代表メンバーC(36)も検査を受けた結果、19日に陽性反応が確認された。
この時点で、フェンシング韓国代表内ですでに3人の感染者が確認された。また、Cとともに旅行をしていた代表メンバーDは、「Cの検査結果を見てから受ける」と検査を拒否したという。
泰安群災難安全対策本部は、Cの移動経路を把握した後、ペンションやコンビニなど3カ所に緊急貿易消毒を施した。Cと接触した3人の住民は、19日の午前中に検査を行う予定だ。
韓国フェンシング協会は、Aとともにハンガリーに訪れていた男女エペ代表メンバー全員と、男子サーブル代表メンバーに自己隔離を指示した。
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